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今日の読書 小説 仮面ライダーエグゼイド~マイティノベルX~ 高橋悠也

仮面ライダーエグゼイドの小説版になります。

本編終了後のVシネマトリロジーから3年後を舞台にし、ノベルゲームという映像では今ひとつ伝えにくいゲームを使い、宝生永夢の過去を掘り下げる話になります。

永夢の過去は、事故が医者を目指すきっかけになったという事は散々出てきていながらも、不自然なくらい両親についての話は出てきていませんでしたが、今回はその不自然さはこれに繋げるためだったんだというくらい、ガッツリと関係してきます。

仮面ライダーの小説化が本編終了後の一連の商品展開の中に組み込まれてからは、後日談ながらも全体の内面描写を補足する役割を果たすようになり、小説企画が始まった時に怒濤のように発売された時と違い当たり外れが激しい物ではなく、むしろテレビ本編よりも当たり外れがないと言うか、むしろ小説で補完されたことによって、それぞれの行動原理や内面がわかるようになり面白い物になっている気がするのですが、エグゼイドもそういう意味では大当たりでしたね。

問題はテレビ本編を見ただけの人は理解出来ず、Vシネは見ておかないとダメというくらいで。

ノベルゲームという形で永夢の過去をたどり、永夢だけではクリアできないという必然性も作られていたり、それぞれの登場人物の内面描写は本当に上手く補完できていて助かったりしますし、テレビ本編だけ見ていた人には院長がダメ医者にしか見えなかったのが、実は飛彩が天才外科医なのは血筋の影響も大きいということも分かるとか、新たな情報も出てきたりとか、情報整理も兼ねているあたりも楽しめますね。

作品内年表が付くようになっているのも助かる物で、スピンオフ作品だらけで、全部は追い切れなかったので、年表で確認できたのも助かりました。

仮面ライダーゴーストなんかでも強く思いましたが、小説版でいろいろと設定や内面描写が補完されていて、もっとテレビ本編で説明すべきだったことは多くあっただろうと思ってしまうのですが、説明しすぎるとそれはそれで面倒で面白味を削るというのもあるのか、単に処理しきれなかっただけなのか、後者であった場合はもう少し何とかして欲しいなと思ったりも。

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

今日のBlu-ray鑑賞 仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザーエンディング

仮面ライダーエグゼイド、テレビ本編終了後に恒例化しているVシネ今回は3部作として連作短編型長編になっています。

『仮面ライダーブレイブ&仮面ライダースナイプ』

3部作最初はブレイブとスナイプという事で、飛彩と大我という本編でも直接的に絡んでいた2人を中心としたものになっています。

今回は夏映画のトゥルーエンディングから2年後の話、元々は悪の元凶であったはずの壇黎斗が、やはり改心して仲間になったわけではなく暗躍し始め、ラブリカこと天ヶ崎恋が復活。

さらにゲーム病で消滅した飛彩の恋人である小姫も復活したという事で、飛彩と大我は天ヶ崎を倒すため、通常の攻撃では攻略出来ない、恋愛ゲームのバグスター相手に戦わなくてはならず、苦戦するというもの。

恋愛ゲームというところで、飛彩は小姫との思い、大我はそのまま病院でバイトしているニコとの関係性にも区切りをつけることになるという物になっています。

まだゲーム病患者を復元する再生医療は完成されておらず、何とか足がかりを掴もうとしている、トリロジーで初登場する女医である八乙女紗衣子が全体を通した重要な役割として登場し、飛彩と大我それぞれの個人的な事情に片が付いたと同時に最後で次に繋がる事が出てくるという導入部の役割もある話になっています。

トリロジーとしての導入部でもありますが、飛彩と大我の話としては結構独立していてその導入部だと感じさせるようなところを削ったとすると、比較的オーソドックスな後日談であり、良い意味で想定しやすく収まりもよく、次へと進んでいく形であり、これよりも先があるとするなら、それこそゲーム病患者を復元しおわるというところまでいくんじゃないかなって思えるものですね。

『仮面ライダーパラドクスwith仮面ライダーポッピー』

本編終了後のスピンオフという扱いですから、主役である永夢がメインになることはないわけで、それを考えればバグスターでありながら仮面ライダーであるパラドとポッピーピポパポの組み合わせというのは、想定出来たことなのかもしれないですが、あまり2人でどうこうしていた関係でもないので、個人的には一番驚いた組み合わせになります。

真ん中の作品という事で、事態が大きく動き出す、黎斗が実際に何を狙っているのかを前面に出してくるお話であり、人類の再生というテレビ本編最終回後から目指している物が軸になりますが、それはそれとして、完全に檀黎斗神ショーが本格的に始まるという感じでした。

3部作通して好き勝手やりきっている感じは強いですけれどもね。

今回はバグスターの2人という事で、パラドにはもう1人のパラドであるブラックプラドが登場し、ポッピーピポパポは宿主の記憶、檀正宗の妻にして檀黎斗の母親である檀桜子の記憶が重要な役割となっています。

全体的に重たい話ではあるのですが、序盤に出てくるポッピーピポパポによるコスチュームチェンジショーは、いろいろと遊びまくっているというか、ここで明るく出来ないと暗い話になりっぱなしという事もあり振り切っていて、このシーンだけでも何度も再生する人がいるんじゃないかと思うレベル(笑)

最後の話への橋渡し的役割が強く出ていますが、一番困るのは最後の最後で黎斗が全部もって行ってしまって話がすっ飛んでしまうことですかね(苦笑)

『仮面ライダーゲンムvs仮面ライダーレーザー』

最終話は、暗躍していた黎斗がついに神としてやりたい放題を開始し、それを食い止めよとするのが因縁の相手である貴利矢という最後の決戦らしい組み合わせですね。

黎斗が元凶らしく、またもやゲームで人々を巻き込み、貴利矢はかつて刑務所で面会した時と同じように檀正宗に黎斗を止めるように託されるという、全てはここに集約されてきたという最後らしい最後でした。

決着が付いただけではなく、再生医療にも明るい兆しも見えていくという王道展開と言っても良いものですが、いかんせん黎斗というキャラが暴走するとそれだけで変化球に作品が見えてしまうのが困りものですね。

全体を通して、テレビ本編やら映画やいろいろな媒体で作られまくったスピンオフネタがちりばめられていて、正直私は追い切れていないものもあったりしたのですが、まぁそれは小ネタの範囲ですむものなので問題なく楽しめました。

改めて、エグゼイドって濃いキャラの多い作品だったよなって。

今日の仮面ライダーエグゼイド総括

毎回恒例のように作品が終わると総括という名の全体的な感想を書いているのですが、仮面ライダーエグゼイドの総括は個人的には難しいなぁという感じですかね。

基本私は設定を詰め込みすぎる作品は、概ね消化不良を起こすので消化不良を起こすくらいならばもっと初期設定から削れるところは削っておけと思う質であったり、仮面ライダーに関してはいろいろなフォームチェンジは使い捨て感のあるフォームチェンジではなく、それぞれを有効活用していくものが好みで、無駄に数だけあるようなものは、大人の事情でしょうが無いのかもしれないが、もう少し何とかならないのかという考える質であり、ライダー同士の戦いは、最初からそれが目的であるのならば仕方が無いが、そうでないならば無駄に変な対立をしないで欲しい質であったりします。

まぁあくまでもそういう前提は好みの問題であり、そこから外れたものだからダメというものではなく、好みから外れたものは往々こういったダメと感じるものが強調されて前に出てくる感じとでもいいましょうか。

仮面ライダーエグゼイドは医療とゲームを融合させるという、まず最初に危惧してしまう詰め込み過ぎというのがありました。

そして、話題性という意味では結構成功したと思うレベル1の仮面ライダーというシリーズの括りというよりも、不思議コメディシリーズのロボットものであるとか、Bロボとかああいった方のシリーズっぽいものの登場からの2段階変身というかレベルが上の姿のいわゆる仮面ライダーの流れへのものと、これを最初に見せられて素直に1年間不安無しで楽しめると確信出来ていた人は、すごいよなと思うようなものでした。

医療はリアル路線にし過ぎると、小さいお子さんには刺激が強すぎるというのも配慮してのもので、組み合わせとして医療でありながらもポップな感じにできるゲームと組み合わせたという話のようですし、また命の扱いについても実際の生き死にを扱う医療現場と、あくまでも本物の命をやりとするわけではないゲームという対比としてあつかうには別物過ぎるからこそ、そこの意識の差というのを終盤上手く話に組み込んでいたことを考えると、詰め込み過ぎの設定に見えて実は詰め込みすぎているものではないものだったというのがありました。

試みとしては面白いと思いつつ、初期はどうしても不安の方を大きく感じていたわけですが、その理由としては研修医であり未熟な永夢に対し、飛彩、大我、貴利矢と医者としてもライダーとしても先輩の面々が悉くぞんざいな扱いであったり、互いに敵視しているような状況ばかり。

医療現場にお世話になる事だらけの自分としては、果たして医者ってこんな殺伐とした存在として描いてしまって良いものかと、ゲーム病という限られた分野での描写に限られているが、これはこれでお子様相手に医者への悪いイメージを与えてしまうのではないかと言う危惧はどうしてもあり、早い段階からそれぞれの思惑ありきで露悪的な態度をとっているだろう事は分かりやすかったですが、そういう余計な事を考えてしまうという当たりで、今ひとつ没頭しきっていなかったという事だと考えられます。

また、バグスターという存在であるとか、ゲーム病を意図的にばらまいていたパラドとグラファイトの狙いであるとか、永夢だけ他のライダーと違う変身環境や二重人格っぽい描写など初期段階であまり説明されずに、とりあえず今は目のまで起きていることがそういうものだと、変に最終的な狙いがどうとかそういったものは考えずにいろとばかりに、謎や伏線と思われるものは結構広げているのに、なかなか回収タイミングが来ないで果たしてまとめ上げることが出来るのだろうかと心配ばかり。

また、ライダーとしてのレベルもこつこつとレベルアップするとかではなく、新しいガシャットがあればそれでOKという本人の能力云々よりもガシャットの性能の方が重用だしガンガン新しいガシャットが出てくる感も、個人的には今ひとつ入り込めきれていませんでした。

ただ、仮面ライダーでは初脚本であった影響も大きいのかもしれないですが、貴利矢の早々の一度目の退場あたりから、それまでの伏線の大回収が始まったり、一般的なゲーム病患者がらみの話から、黎斗の暗躍そのものであるとか、パラドが独自の動きを見せるようになったり、前例から考えると物語終盤であるとか映画などの特別編でやりそうな仮面ライダークロニクルが開始したりと怒濤の展開が始まると、前例がないものだけに全く着地点が想定できず、一体どうなるのかと、話の中身事態は実は大して進展していないのだけれども、とにかくクライマックスかのような状況の繰り返しはなかなかにインパクトがあり、出来不出来についてとか好みかどうかとか横に置いても驚かされることは多かったですね。

ただ、凄く丁寧に伏線が張られていたり、これがつながったから解決するんだ!と思わせる事も多く見られたのと同じくらい、雑というか取り立てて説明なく成功してしまうこと(直近で想い出しやすいのは、突っ込むと野暮になるけれどもポッピーピポパポがゲムデウスワクチンを自らガシャットで取り込むと、そのまま感染者に対して有効な手立てとなったり)、それこそ伏線を上手く作って作り上げた、リプログラミングの能力など、これを最初から使っていれば話が早くすんだんじゃない?と思われる場面があったり、忘れた頃に使われてみたりと詰め込み過ぎの消化不良とはまた別に、新たな何かを登場させなければいけないとか、登場人物の行動のためには、ここで解決して貰うと都合が悪いからとか、そんな感じに手段と目的が入れ違いを起こしているのではと思われたりも。

また仮面ライダークロニクルという設定や命の扱いも、最終回で上手く現在は完全な治療手段が無いけれどもと良い意味での先送りが出来て一安心でしたが、貴利矢や黎斗のようなバグスターとしての生命の復活を肯定してしまいそうになる危険な扱い方はどうかと思ったりはしましたし(これは良い意味で最終回にひっくり返してくれましたが)結局仮面ライダークロニクルという壇正宗と壇黎斗の親子が元凶の話となってしまったり、ある意味早々にネタキャラ化して暴走してもそういうものとなった黎斗はともかく、正宗もゲームを世界的に普及したいのか、自分がボスキャラとして君臨したいのか、これも手段と目的が入れ替わっているというか、今まで余裕を持っていた人間が追い詰められてわけが分からなくなったからの行動としてしまえばそれまでですが、どうにもラスボスとして散々引っ張ったというか、ポーズの能力しかり反則級の能力がありながらも、結局何がしたかったんだこいつはってなってしまったのが、勿体ないというか怒濤の展開は怒濤の展開として楽しめるのに、素直に賞賛しきれない引っかかりがあったのもまた事実。

結局簡単にまとめると、楽しめる部分は多々あったし、それぞれのキャラクターの心情も終盤に一気に吐き出させる形で前半のおのおの何を考えているのか伝わりにくいというのは、一種の狙いだったというのまで含めて上手くまとめて楽しめる形にしているものの、丁寧なところと雑なところが共存していて、詰め込み過ぎで消化不良を起こしているということにはならないが、勢いで誤魔化した感もあるかなっていうものですかね。

高橋悠也氏は初メイン脚本でありながら全話通しで書いたという事もあり、仮面ライダーのシリーズの中に今までと何かが違うというものを作りだしたのは確かですし、レベル1の外見込みで実験要素の高い作品という意味では、十分の成果は出したのではないかと思ったりします。


それでも、個人的にはもう少し詰め込まなかったり、ラスボスの目的がもう少し早い段階から明確な方が好みですけれどもね。

今日の仮面ライダーエグゼイド 最終話

「終わりなきGAME」

パラドが消滅し、永夢が変身できなくなったと正宗は大喜び。

クロノスは攻略されないとし永夢達はバグでありバッドエンドを迎えるとノリノリで正宗はクロノスに変身。

永夢を残し、飛彩、大我、貴利矢、黎斗は変身し正宗に向かって行きますが4人がかりでも大苦戦。

4人とも正宗を批難しながら戦いますが、正宗は全く気にせず圧倒し、黎斗はライフをまた一つ減らし、みんな変身が解けてしまいます。

永夢は生身のまま正宗に向かって行きますが当然相手になるはずもなく吹っ飛ばされ、正宗はポッピーピポパポとパラドは所詮無駄死にだったと永夢を煽ります。

当然永夢の逆鱗に触れますが、正宗はポーズを使って、自分こそが命の管理者だとしてトドメを刺しに来ます。

しかし、ポーズ状態の中何故か永夢の目は赤く光り、命を語るなと正宗に言うといきなり身動きが取れるようになりバグバイザーを破壊する勢いのパンチを繰り出し正宗は吹っ飛びポーズは解除。

永夢が正宗を攻略すると言うと、貴利矢は乗っかり、大我は全てのバグスターはぶっ潰すとし、飛彩は人類の未来のために、患者の運命を変えると4人揃ってレベル2へ変身。

永夢が貴利矢に乗り3手に分かれて攻撃開始。

さらに、黎斗も正宗の隙を突く形でコンテニューして攻撃しながらの乱入。

正宗はレベル2相手に苦戦する事に戸惑いますが、永夢はパラドが命を賭けてウイルスを抑制したのだから当たり前だとしさらに追い詰めます。

そしてマイティクリティカルストライク、正宗は相打ちを狙ってきますが、改心の一発でゲームクリア。

変身の解けた正宗は、罪を償うために衛生省へと向かうことを選ばず、永夢達を消滅者の管理者である自分に逆らったということは、消滅者を救う手段を放棄した命の冒涜者と罵ると自らにガシャットを突き刺し自ら消滅。

仮面ライダークロニクルが終了し、ゲーム病患者は完治した。

被害を最小限に食い止めることが出来、日向参事官は永夢を褒めますが、ポッピーピポパポとパラドの犠牲があったからだと、自分の手柄ではないと受け入れず。

微弱なバグスターウイルスが世の中に残存している限りゲーム病との戦いはこれからも続くという事で、日向参事官は永夢にこれからもCRを頼むとすると、永夢は自分にはやらなければならないことがあるからと頼み事をします。

ゲーム病対策として衛生省から予算がおり、幻夢コーポレーションと連携する事が決まった。

貴利矢は病理学の知識を生かして欲しいと院長に乗せられます。

大我は衛生省の特例処置としてゲーム病専門医としての医療活動が認可された。

ニコはゲーム病がばっちり治ってしばらく休んでいた高校に通うようになっていた。

そろそろ進路を決めないといけない時期になっていたものの、ニコはゲームで稼いだ金で心配なしかと思われていたが、潰れて欲しくない会社の株に賞金を突っ込んでいて手元にはほとんど残っておらず。

永夢はゲーム病についての記者会見に日向参事官と共に出席し、仮面ライダークロニクルによる脅威は去ったものの、バグスターウイルスによって消滅した人々の命はまだ救われていないことを説明し、ゲーム病で消滅した人々の命が亡くなったとは考えていないこと、亡くなったように見えるゲーム病にかかっている症状にあると考え、バグスターとはデータの体でありながら人間と変わらぬ心を、命を宿す存在であり、ゲーム病で亡くなった人々も同じでアル。

データは保存されており、医療は日々進歩していてる、今は治らない状態だとしても実験、検証、臨床を重ねていけば5年後10年後には根治する可能性はゼロではない、見合いを信じ患者と共に病と闘い続ける事を宣言。

CRはこれからも被害にあった患者と長期駅に向き合っていくとし、仮面ライダークロニクルで消滅した人々の名前を読み上げ、5年前のゼロデイやその他の感染によって消滅した人々の名前を読み上げていきます。

その中には貴利矢や黎斗、小姫の名前も含まれていた。

貴利矢は幻夢コーポレーションの新社長である作のもとへ挨拶。

作は社長になる気は無かったが、新しい大株主に指名されたとのことで、ソルティワクチンの開発から手をつけることに。

目出度く表沙汰にできる形で開業しなおした大我は入院患者をうけいれていましたが、そこに医療事務の募集を見て卒業式帰りのニコがやって来ます。

大我はつとまるわけが無いとあっさりと帰そうとして、それよりも卒業おめでとうだろうとニコにキレられ、これは医療事務の仕事させないことには収まり付かないよねという勢い。

飛彩は研修医2人を前にオペの準備の重要性を語り、シュークリームを見事に切って見せて、シュークリームで練習しろという事かと考えさせます。

永夢がCR室に入ると、いきなりピプペポパニックの声が聞えて慌てて階を上がると、黎斗が復元したポッピーピポパポを使ってドレミファビートをプレイ中。

ポッピーピポパポが消滅寸前に欠片を黎斗が採取していて、培養していたということで見事に復活。

復活したのはポッピーピポパポだけではなく、パラドも。

永夢がパラドが消滅してもエグゼイドに変身できていたのは、実はパラドに感染していたからという事。

これで、お別れになったと思っていたバグスターの2人は消えた時から考えると時間が進んでいるとはいえあっさりと復帰し、これからも医療行為という日常が続いていくことに。

そして、スピンオフ作品3つの制作決定が発表され、次回からは仮面ライダービルドへと続く形でおしまい。

という事で、最終回でした。

映画のトゥルーエンディングがいかにもテレビ本編の後日談だよなという作りだったのが、これで公式も発表できたという事にもなりました。

そのおかげでポッピーピポパポとパラドの復活や、幻夢コーポレーションの新社長も驚くことはありませんでした。

どういった形で話をまとめるのかなと、ずっと最終回のような怒濤の展開にしてから思い続けていましたが、とりあえず仮面ライダークロニクルの終焉と、ゲーム病で消滅した人々については今後消滅したと見えているゲーム病患者だから治療法を探すことになるという落としどころになりました。

いろいろとありますが、最終回の落としどころとしては真っ当なところであると同時に今後も続いていくスピンオフにいろいろと繋げやすい余地を残した感じではないでしょうか。

とりあえず、1年間お疲れ様ということと、作品まるまるの感想は後日別枠で。

今日の仮面ライダーエグゼイド 第44話

「最期のsmile」

正宗が最強のラスボスへと進化し、ゲーム病患者が次々とゲームウイルスへと姿を変え人々を襲い、襲われた人も姿を変えるというパンデミック状態へ。

正宗はリボルバグスター、アランブラバグスター、ソルティバグスター、カイデンバグスターを登場させ永夢達を襲わせます。

大我はニコにパンデミック状態になっているのを知らされ驚きます。

永夢達はパンデミック状態をなんとかしなければと動き出そうとするも、正宗は神の戦士となりしものを倒せばその命は消滅すると教え、永夢達は感染者達に襲われようとも戦えずに難渋します。

その様子を見ていたパラドは命を救うために戦うしかないと戦闘に加わろうとしますが、ポッピーピポパポが止め、バグスターにしか出来ないことがあると言います。

飛彩はウイルスとなった貴利矢を、ニコはゲーム病にかかっていた親子がウイルスに姿を変えているのを見つけ呆然とします。

黎斗がバグスターを削除しようと仮面ライダーゲンムに変身して戦おうとしていると、いきなりエグゼイドと間違えられて屋上に連れていかれます。

仮面ライダービルドはエグゼイドだと思って実験をはじめようとします。

黎斗はわけが分からないことを言っている相手に攻撃を始めますが、ビルドは輝きのデストロイヤー!ゴリラモンドにチェンジし、硬さとパワーで圧倒し、黎斗はゲームオーバーし残りライフ3。

ビルドは人違いした事に気付き撤退。

永夢は戦うわけにもいかずに困っていましたが、ゲムデウスワクチンを使えば何とかなるとガシャットを手に取ります。

そこにポッピーピポパポが現れて、1人1人治していてもきりが無いとガシャットをもって行きます。

ポッピーピポパポは自分にガシャットを指してゲムデウスワクチンを患者の皆に届けるしかパンデミックを止める手はないと、自分が消えてなくなることを自覚しながら話します。

患者の命を脅かし続けたバグスターは、いつか死滅しなければならない、それがバグスターの運命だと考えていたと。

永夢はポッピーピポパポは人の命を救うためにずっと協力してくれた仲間だと死滅しなければならないというのを認めようとせず。

ポッピーピポパポは永夢とパラドにゲムデウスの攻略を託し、自分は患者を救う、皆の笑顔を取り戻したいと譲らず。

永夢はまだ一緒にドレミファビートを遊ぶという約束を果たしていないじゃないかと泣いて止めようとしますが、ポッピーピポパポは謝ると自らをゲムデウスワクチンとして人々へと降り注ぎ、人々は元の姿へと戻ります。

ポッピーは皆の仮面ライダークロニクル攻略を信じ、飛彩には甘い物を食べ過ぎないように、貴利矢にはウソもほどほどに、大我にはニコに優しく、ニコには大我をよろしくと、黎斗には皆に迷惑をかけないように、これからはプレイヤーを笑顔にするゲームをつくるようにと言葉を残して姿を消します。

永夢はポッピーピポパポはプレイヤーとゲームを楽しみたい、純粋なゲームキャラだったと思い出をパラドに話します。

飛彩、大我、貴利矢、黎斗は正宗の前に現れます。

正宗は幻夢コーポレーションを世界一のゲーム会社にする絵空事のような幻にも等しい夢を実現するために人生の全てを捧げたと語り始め、幻夢コーポレーションが自分の全てだと完全暴走モードからラスボスの姿へとなります。

パラドはポッピーピポパポが人を救うために最後まで戦い抜いた事を受け、永夢に何が言いたいのか分かるよなと促すと、永夢はポッピーピポパポの犠牲は無駄にしないと立ち上がり、仮面ライダークロニクルを終わらせると宣言。

飛彩達は正宗相手に苦戦。

正宗は世界を救いたければ70億人が仮面ライダークロニクルをプレーし攻撃することだと、それがゲームだと意味不明に。

そこに永夢がやって来てマイティアクションXで変身。

久しぶりのレベル1で、バグスターと患者を分離させようとします。

永夢が無謀なことを始めたと驚いた飛彩達でしたが、狙いが分かると自分達もレベル1に変身。

何気に黎斗と貴利矢がノリノリで、しかもコンビプレイまでみせて攻撃。

正宗はレベル1ごときに攻撃されて荒れまくり、動きを止めないと打つ手がないと困った永夢に正宗は渾身の一撃を食らわしに来ますが、それをパラドがやって来て防ぎます。

パラドは正宗を止めている間に永夢に攻撃するように指示。

永夢、飛彩、大我、貴利矢、黎斗5人でタドルバンバン爆走マイティクリティカルストライク。

正宗からゲムデウス分離に成功。

さらにパラドがゲムデウスワクチンを使って、バグスター同士仲良く死滅。

パラドは少しは償えたかと言い、永夢に短い間だが一緒にゲームが出来て最高に楽しかったと満足そうに消滅。

ゲムデウスは消えたものの、パラドが消えた事で永夢が変身できなくなりクロノスが攻略されることは無くなったとして、運命はバッドエンドと満足げになり次回最終回。

という事で、ゲムデウスのパンデミックをポッピーピポパポとパラドのバグスター2人が自らを犠牲によって防いだという事で。

正宗はもう完全に手段と目的が入れ替わっているというか、もはや何がしたいのか分からなくなって暴走しているだけですが、とりあえずはゲムデウスは何とかなりました。

その手段がいまさらレベル1の力でというのは、新フォーム優遇という当たり前の展開になりがちなところを上手く逆手にとった格好になりましたね。

バグスターを分離させる必要がなくなってきていたのから、今回は分離させれば良いといことになった流れがあってこそですが、これは上手く燃える展開へと繋げたんじゃないかと思いますね。

で、劇場版ですでに共演している仮面ライダービルドがこっちでも出てきて、エグゼイドと間違えてゲンムと遭遇というのが、劇場版にも繋がっていく感じにはなりますね。

劇場版を先に見ているので、ここから正宗をどう倒し倒した後どう繋げるのか最終回を楽しみにしておきます。

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