今日のBlu-ray鑑賞 仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル
仮面ライダーオーズの10周年記念作品、ようやく見ました。
テレビ本編の最終話でアンクのコアメダルが割れるという別れがあり、コアメダルがいつか修復され再開が出来るのかもしれないという終わり方をしていたので、10周年記念作品だから再開を喜ぶようなものになるのではないかと思ったのですけれども…
アンクが復活したのは、800年前の古代オーズが復活し、グリードが世界を掌握しレジスタンスとして人々は戦わなければならなくなっているという殺伐とした世界。
そこに目覚めたアンクが戸惑い、現状を把握して立ち向かっていくというアンク視点での作品であり、10周年記念作品という事でのお祭り感は皆無、テレビ本編の終盤に合わせたような緊迫感しかないという予想外な感じでした。
特典映像の座談会でもラストについて賛否両論あり、また見た人も賛否両論あるだろうと言っているだけあって攻めた内容、物語としての事ならばこういう結末にするというのも分からなくは無いけれども、本当に良いの?というのが個人的な感想ですね。
10周年記念作品にキャスト勢揃いというお祭り的なものを期待していましたが、勢揃いさせた上でガチに作りにいくとこうなるのかと思わずにはいられない、一石を投じる事になるなぁって。
テレビ本編の最終話でアンクのコアメダルが割れるという別れがあり、コアメダルがいつか修復され再開が出来るのかもしれないという終わり方をしていたので、10周年記念作品だから再開を喜ぶようなものになるのではないかと思ったのですけれども…
アンクが復活したのは、800年前の古代オーズが復活し、グリードが世界を掌握しレジスタンスとして人々は戦わなければならなくなっているという殺伐とした世界。
そこに目覚めたアンクが戸惑い、現状を把握して立ち向かっていくというアンク視点での作品であり、10周年記念作品という事でのお祭り感は皆無、テレビ本編の終盤に合わせたような緊迫感しかないという予想外な感じでした。
特典映像の座談会でもラストについて賛否両論あり、また見た人も賛否両論あるだろうと言っているだけあって攻めた内容、物語としての事ならばこういう結末にするというのも分からなくは無いけれども、本当に良いの?というのが個人的な感想ですね。
10周年記念作品にキャスト勢揃いというお祭り的なものを期待していましたが、勢揃いさせた上でガチに作りにいくとこうなるのかと思わずにはいられない、一石を投じる事になるなぁって。
今日の読書 小説仮面ライダーオーズ/毛利亘宏
平成仮面ライダーを小説にするシリーズのオーズ編になります。
物語は、アンクの章、バースの章、映司の章の3部構成になっていて、アンクの章はグリード誕生の秘密という、テレビ本編の過去。
バースの章は、バースのベルト視点という変わり種でテレビ本編中での現在といってもいいもの。
映司の章は、映司が戦い終わった後に旅に出て行った先の紛争中の砂漠の街での出来事で、テレビ本編から見て未来にあたるもの。
過去、現在、未来を違った視点でまとめてあり、小説という表現スタイルに合わせて、1人称視点で内面描写がたっぷりにしてあるところが、テレビ本編と大きく違っていて非常に面白いですね。
特に、バースのベルト視点による、伊達さんと後藤さんという変身者の違いというものもあり、楽しめました。
バースのベルト視点こそ、やや奇をてらってはいますが、基本的にテレビ本編のイメージを大事に書かれていて、それでいて映像作品ではやりにくいものをやっていて楽しめました。
物語は、アンクの章、バースの章、映司の章の3部構成になっていて、アンクの章はグリード誕生の秘密という、テレビ本編の過去。
バースの章は、バースのベルト視点という変わり種でテレビ本編中での現在といってもいいもの。
映司の章は、映司が戦い終わった後に旅に出て行った先の紛争中の砂漠の街での出来事で、テレビ本編から見て未来にあたるもの。
過去、現在、未来を違った視点でまとめてあり、小説という表現スタイルに合わせて、1人称視点で内面描写がたっぷりにしてあるところが、テレビ本編と大きく違っていて非常に面白いですね。
特に、バースのベルト視点による、伊達さんと後藤さんという変身者の違いというものもあり、楽しめました。
バースのベルト視点こそ、やや奇をてらってはいますが、基本的にテレビ本編のイメージを大事に書かれていて、それでいて映像作品ではやりにくいものをやっていて楽しめました。
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今日の仮面ライダー000総括
昨日、無事に最終回を迎えた、仮面ライダー000。
一応毎回シリーズが終わるごとに総括をしているので今回もやってみようと思います。
前作の仮面ライダーWが、これまでの平成ライダーシリーズの流れから逸脱し、ディケイドで一度シリーズをまとめた後として新しい流れを作ったという事と、個人的に探偵ものというのが好きだとい事からも高い評価をしたのですが、その後を受けた000は過去の平成ライダーを彷彿とさせる要素が多く見られたために、開始当初は少しなんだかなぁと感じていたのは事実ですね。
ここら辺は単に今までやってきていないアプローチの作品を過剰に期待していただけの言いがかりになりますけどもね。
従来の平成ライダーの流れを感じるというのは、開始直後しかでなかった後藤さん率いるライドベンダー隊や鴻上コーポレーションという何を目的とするのか謎な組織というのが、カブトのゼクトルーパーとZECTを彷彿とさせましたし、グリードの復活はクウガのグロンギの復活、グリードの存在もメダルというものに力点を置くと過去に例はないのですが、人の欲望を解放するヤミーという存在は、電王の願いをかなえて契約するイマジンを彷彿とさせる、変身ギミックではメダル3枚で頭部、上半身、下半身の3つをそれぞれ別に変化させるというのは、直前のWの応用系であるなどなど。
重ねて言いますが過去作を彷彿とさせる事が悪いというのではなく、ディケイドで一度まとめにかかったんだから、Wに引き続き過去作から全く離れたものを作って欲しかったという願望が強すぎたために、000がWの次の次の作品だったとかならば、そういった余計な事を考えずにすんだよなという事ですね。
実際に話が進んでいくと過去作との類似性というのはあまり感じないで済むようになりましたし、後藤さんや伊達さんの扱いも、過去作(というか、某脚本家ならば)必要以上のいざこざや、剥き出しのエゴのぶつかり合いで時間を潰した可能性があるので、そうではない展開は喜ばしい事でしたしね。
過去作品との類似性と共に、最初から危惧していた点は3つあります。
作品の中心となる「欲望」をどう扱うのか、そして開始時点から主要登場人物が多いのではないか、そしてメダルで頭部、上半身、下半身で別に変身できるというのは、バリエーションが多すぎという事ですね。
欲望については、欲望をメダルに変えるという試みは面白いと思いましたが、欲望の適用範囲をどうするのか、また、欲望そのものは悪ではなく、欲望が制御不能になって悪と呼び得るものになるために、どう扱うのかですね。
初期にはゲストが出て、それにヤミーが作られて本人の欲望の範疇を超えて暴走するという話が多く、分かりやすく提示されていたのですが(食欲が暴走して食べたくもないのに食べ続けるとか、正義感の暴走が、人間の屑ならば暴力で叩きのめしても良いという法治国家全否定まで行くとか)、終盤になると欲望がからっぽだった映司が、実は他人のために力を得たいというような欲望が無自覚に存在したいたとか、その欲望が大きすぎて破る事が出来ないとか、夢と欲望の違い、自覚している欲望と無自覚の欲望、他人のための欲望ではなく自分のための欲望を持てば紫のメダルの暴走を止められるとか、欲望の扱いに対してぼんやりと分かりにくくなってしまったかなぁと。
欲望という言葉に収束し過ぎたというのもあるでしょうし、善悪も肯定も否定も明確にしなかったというのもあるでしょうが、現実の欲望についての扱いではなく、物語世界の、さらに言うとメダルに関わる意味での欲望というものを、もっと分かりやすく提示できるタイミングがあったのではないかと思わざるを得ないですね。
それをうやむやにしても、一応楽しめた事は確かですが、最後までどこかに引っかかりを残したままになってしまったと。
もう1つの危惧は主要登場人物が多すぎるという事ですね。
この危惧は主にメインプロデューサーの前作がキバであり、キバでも主要登場人物と言えるレギュラーが山ほどいるにもかかわらず、ないがしろになるキャラだらけになっていたという事が頭に残っていたというのも関係しますが、この危惧も最後まで払拭される事はありませんでしたね。
メインは映司とアンクと比奈ちゃん、これを軸としていくのは良いのですが、これに後藤さんも最初から成長キャラとして配置されていましたし、その成長を促すための伊達さんの存在もキャラとしては良かったのですが、良すぎたがために出番を引っ張りすぎた感は残りました。
グリードも誰がいらなかったという事は無いのですが4人いて、それぞれが独自に行動するため(ガメルはメズールにべったりですが)4人いたらいたで散漫な感じにも陥りましたし、ガメルとメズールの速い段階での途中退場はその時点では残念でしたが、結果としてはいない期間の方が、本筋を進めやすい作りにはなりましたし、帰ってきた事は歓迎できましたが、結果として完全体になってなった瞬間に消滅させられるを毎週見せられる結果になったのは、残念でしかなかったですね。
また、途中参加の真木さんも結果的にラスボス扱いになりましたが、世界の終末という分かりやすいものを提示したが故にラスボスになったという感じであり、結局真木さん以上に大物っぽかった鴻上会長の欲望による世界再生という目標とはなんだったのかが分からないままになってしまったと。
最終回目前の怒涛のハイスピード展開は、それはそれで面白い面も多々あったんですが、毎回尺が足りないという、時間配分のミスではないかという印象を強めてしまったのですが、これは結局、やるべき事が多すぎた故に出来た事であり、その1つの要因に主要登場人物を増やし過ぎていた影響ではないかと。
開始当初から多すぎるのではないかと感じていたのが、途中参加はあっても途中離脱が無かったので余計に強く感じざるを得なかったという事ですね。
そして、変身ギミックですが、メダルによって変身するというのは面白いと思いましたし、組み合わせで変化するというのも面白いと思うが、やはり3種類のメダルでというのは生かしきれなかったというか、組み合わせが多すぎだったなと。
メダルが手元にあるかどうかで、その時に使えるかどうかが変わるというのは面白い試みであったと思いますし、それを生かした話作りももちろんありましたし、楽しみの1つにはなりましたが、最終的に色が揃ったコンボ以外では特色が出しきれなかったのではないかと。
上半身、下半身はまだそれなりに使い分けを生かした場合もありましたが、頭部はクワガタで雷撃を放つ以外に分かりやすい使われ方はあまりなかったですしね。
コンボ以外は、結局手元にあるものを使うというだけになってしまい、特色がでにくかったなと。
なんとなく、マイナス面ばかり上げてきましたが、面白くなかったわけではなく、十分に楽しんだんですよね。
いろいろと引っかかる所があったというだけで。
特に、映司とアンクの2人の物語という点にだけ着目すると、映司は過去の出来事により欲望が枯渇していたんだが、実は心の奥底には全ての人を助けられる力を欲していて、それは実は最初にアンクに出会い、ベルトを与えられた事によって実は満たされていた。
アンクは本来はバラバラにされた体を2度とバラバラにされないようになる事を欲していたのが、腕だけ復活というイレギュラーな状況から、泉刑事の体を乗っ取り、それによって人間の感覚を得る事になり、純粋なグリードであるならば決して満たされる事のない満足感を、アイスキャンディーは美味いと知る事により、最終的に求めるものは命であったと自覚し、これも実は最初の出会いがきっかけとなっていたと繋がった時は、鳥肌ものでした。
そして、物として消滅するのではなく、命あるものとして死ねる事に満足を得る最後は切ないですが、非常にきれいな終わり方でしたし。
2人を中心とした物語としては、非常にきれいな形であったと思っています。
それ故に、もっとシンプルに出来る所はシンプルに分かりやすくした方が良かったのではないかと思うわけですから。
そして、個人的には女性レギュラー3人が魅力的だったというのは、この作品の評価を上げているという事も付け加えましょうか。
お兄さんが瀕死の重傷だから体を乗っ取られる事になり、アンクとの奇妙な繋がりも積み重ねによって強くなり、お兄さんもアンクも大事という立場に思い悩んだ比奈ちゃん。
毎回コスプレをして、何気に大物だった知世子さん。
時間外勤務は拒否する有能すぎる里中さん。
知世子さんと里中さんは出番が多いというわけではないですが、要所要所持って行きすぎたと思っていますからね。
問題は、この3人が変身していたらば話はもっと簡単に解決したんじゃない?っていうくらい、強そうだったという事でしょうか(笑)
1年通してのレギュラーではなかったですがメズール様が一番好きだというのは内緒ですね。
最後にまとめとして、000という作品は1年間楽しませてもらいましたが、同時にもっと時間配分をどうにかできなかったのかと思わざるを得なかった作品でもありましたね。
設定や伏線の放り投げという所までは行っていませんが、ぼんやりとしたまま、はっきりとした説明がなされないで、終わってしまった部分もいくつも見えるというのも事実だと思います。
お話作りとして、やりたい事、やらなければいけない事、やりきれる事、ある程度すっきりとさせる必要だったのではないかなと。
作品批判ではないんですけどもね。
一応毎回シリーズが終わるごとに総括をしているので今回もやってみようと思います。
前作の仮面ライダーWが、これまでの平成ライダーシリーズの流れから逸脱し、ディケイドで一度シリーズをまとめた後として新しい流れを作ったという事と、個人的に探偵ものというのが好きだとい事からも高い評価をしたのですが、その後を受けた000は過去の平成ライダーを彷彿とさせる要素が多く見られたために、開始当初は少しなんだかなぁと感じていたのは事実ですね。
ここら辺は単に今までやってきていないアプローチの作品を過剰に期待していただけの言いがかりになりますけどもね。
従来の平成ライダーの流れを感じるというのは、開始直後しかでなかった後藤さん率いるライドベンダー隊や鴻上コーポレーションという何を目的とするのか謎な組織というのが、カブトのゼクトルーパーとZECTを彷彿とさせましたし、グリードの復活はクウガのグロンギの復活、グリードの存在もメダルというものに力点を置くと過去に例はないのですが、人の欲望を解放するヤミーという存在は、電王の願いをかなえて契約するイマジンを彷彿とさせる、変身ギミックではメダル3枚で頭部、上半身、下半身の3つをそれぞれ別に変化させるというのは、直前のWの応用系であるなどなど。
重ねて言いますが過去作を彷彿とさせる事が悪いというのではなく、ディケイドで一度まとめにかかったんだから、Wに引き続き過去作から全く離れたものを作って欲しかったという願望が強すぎたために、000がWの次の次の作品だったとかならば、そういった余計な事を考えずにすんだよなという事ですね。
実際に話が進んでいくと過去作との類似性というのはあまり感じないで済むようになりましたし、後藤さんや伊達さんの扱いも、過去作(というか、某脚本家ならば)必要以上のいざこざや、剥き出しのエゴのぶつかり合いで時間を潰した可能性があるので、そうではない展開は喜ばしい事でしたしね。
過去作品との類似性と共に、最初から危惧していた点は3つあります。
作品の中心となる「欲望」をどう扱うのか、そして開始時点から主要登場人物が多いのではないか、そしてメダルで頭部、上半身、下半身で別に変身できるというのは、バリエーションが多すぎという事ですね。
欲望については、欲望をメダルに変えるという試みは面白いと思いましたが、欲望の適用範囲をどうするのか、また、欲望そのものは悪ではなく、欲望が制御不能になって悪と呼び得るものになるために、どう扱うのかですね。
初期にはゲストが出て、それにヤミーが作られて本人の欲望の範疇を超えて暴走するという話が多く、分かりやすく提示されていたのですが(食欲が暴走して食べたくもないのに食べ続けるとか、正義感の暴走が、人間の屑ならば暴力で叩きのめしても良いという法治国家全否定まで行くとか)、終盤になると欲望がからっぽだった映司が、実は他人のために力を得たいというような欲望が無自覚に存在したいたとか、その欲望が大きすぎて破る事が出来ないとか、夢と欲望の違い、自覚している欲望と無自覚の欲望、他人のための欲望ではなく自分のための欲望を持てば紫のメダルの暴走を止められるとか、欲望の扱いに対してぼんやりと分かりにくくなってしまったかなぁと。
欲望という言葉に収束し過ぎたというのもあるでしょうし、善悪も肯定も否定も明確にしなかったというのもあるでしょうが、現実の欲望についての扱いではなく、物語世界の、さらに言うとメダルに関わる意味での欲望というものを、もっと分かりやすく提示できるタイミングがあったのではないかと思わざるを得ないですね。
それをうやむやにしても、一応楽しめた事は確かですが、最後までどこかに引っかかりを残したままになってしまったと。
もう1つの危惧は主要登場人物が多すぎるという事ですね。
この危惧は主にメインプロデューサーの前作がキバであり、キバでも主要登場人物と言えるレギュラーが山ほどいるにもかかわらず、ないがしろになるキャラだらけになっていたという事が頭に残っていたというのも関係しますが、この危惧も最後まで払拭される事はありませんでしたね。
メインは映司とアンクと比奈ちゃん、これを軸としていくのは良いのですが、これに後藤さんも最初から成長キャラとして配置されていましたし、その成長を促すための伊達さんの存在もキャラとしては良かったのですが、良すぎたがために出番を引っ張りすぎた感は残りました。
グリードも誰がいらなかったという事は無いのですが4人いて、それぞれが独自に行動するため(ガメルはメズールにべったりですが)4人いたらいたで散漫な感じにも陥りましたし、ガメルとメズールの速い段階での途中退場はその時点では残念でしたが、結果としてはいない期間の方が、本筋を進めやすい作りにはなりましたし、帰ってきた事は歓迎できましたが、結果として完全体になってなった瞬間に消滅させられるを毎週見せられる結果になったのは、残念でしかなかったですね。
また、途中参加の真木さんも結果的にラスボス扱いになりましたが、世界の終末という分かりやすいものを提示したが故にラスボスになったという感じであり、結局真木さん以上に大物っぽかった鴻上会長の欲望による世界再生という目標とはなんだったのかが分からないままになってしまったと。
最終回目前の怒涛のハイスピード展開は、それはそれで面白い面も多々あったんですが、毎回尺が足りないという、時間配分のミスではないかという印象を強めてしまったのですが、これは結局、やるべき事が多すぎた故に出来た事であり、その1つの要因に主要登場人物を増やし過ぎていた影響ではないかと。
開始当初から多すぎるのではないかと感じていたのが、途中参加はあっても途中離脱が無かったので余計に強く感じざるを得なかったという事ですね。
そして、変身ギミックですが、メダルによって変身するというのは面白いと思いましたし、組み合わせで変化するというのも面白いと思うが、やはり3種類のメダルでというのは生かしきれなかったというか、組み合わせが多すぎだったなと。
メダルが手元にあるかどうかで、その時に使えるかどうかが変わるというのは面白い試みであったと思いますし、それを生かした話作りももちろんありましたし、楽しみの1つにはなりましたが、最終的に色が揃ったコンボ以外では特色が出しきれなかったのではないかと。
上半身、下半身はまだそれなりに使い分けを生かした場合もありましたが、頭部はクワガタで雷撃を放つ以外に分かりやすい使われ方はあまりなかったですしね。
コンボ以外は、結局手元にあるものを使うというだけになってしまい、特色がでにくかったなと。
なんとなく、マイナス面ばかり上げてきましたが、面白くなかったわけではなく、十分に楽しんだんですよね。
いろいろと引っかかる所があったというだけで。
特に、映司とアンクの2人の物語という点にだけ着目すると、映司は過去の出来事により欲望が枯渇していたんだが、実は心の奥底には全ての人を助けられる力を欲していて、それは実は最初にアンクに出会い、ベルトを与えられた事によって実は満たされていた。
アンクは本来はバラバラにされた体を2度とバラバラにされないようになる事を欲していたのが、腕だけ復活というイレギュラーな状況から、泉刑事の体を乗っ取り、それによって人間の感覚を得る事になり、純粋なグリードであるならば決して満たされる事のない満足感を、アイスキャンディーは美味いと知る事により、最終的に求めるものは命であったと自覚し、これも実は最初の出会いがきっかけとなっていたと繋がった時は、鳥肌ものでした。
そして、物として消滅するのではなく、命あるものとして死ねる事に満足を得る最後は切ないですが、非常にきれいな終わり方でしたし。
2人を中心とした物語としては、非常にきれいな形であったと思っています。
それ故に、もっとシンプルに出来る所はシンプルに分かりやすくした方が良かったのではないかと思うわけですから。
そして、個人的には女性レギュラー3人が魅力的だったというのは、この作品の評価を上げているという事も付け加えましょうか。
お兄さんが瀕死の重傷だから体を乗っ取られる事になり、アンクとの奇妙な繋がりも積み重ねによって強くなり、お兄さんもアンクも大事という立場に思い悩んだ比奈ちゃん。
毎回コスプレをして、何気に大物だった知世子さん。
時間外勤務は拒否する有能すぎる里中さん。
知世子さんと里中さんは出番が多いというわけではないですが、要所要所持って行きすぎたと思っていますからね。
問題は、この3人が変身していたらば話はもっと簡単に解決したんじゃない?っていうくらい、強そうだったという事でしょうか(笑)
1年通してのレギュラーではなかったですがメズール様が一番好きだというのは内緒ですね。
最後にまとめとして、000という作品は1年間楽しませてもらいましたが、同時にもっと時間配分をどうにかできなかったのかと思わざるを得なかった作品でもありましたね。
設定や伏線の放り投げという所までは行っていませんが、ぼんやりとしたまま、はっきりとした説明がなされないで、終わってしまった部分もいくつも見えるというのも事実だと思います。
お話作りとして、やりたい事、やらなければいけない事、やりきれる事、ある程度すっきりとさせる必要だったのではないかなと。
作品批判ではないんですけどもね。
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今日の仮面ライダー000 第48話
「明日のメダルとパンツと掴む腕」
完全体になったウヴァ相手にバースの2人は大ピンチ。
そんな中、爆発音がすると重々しい雰囲気の映司が登場します。
ビルの屋上でそれを見ていた真木さんの所に、鴻上会長がやってきます。
映司の姿を見て、あれが本当のオーズだと。
そして、800年前に作られた10枚目のメダルからメダルを3枚映司に向かって投げます。
映司がセルメダルを取り込む時に一緒に渡しておけばいいのにというのは、言ってはいけないんでしょうね(笑)
タトバコンボに変身した映司はウヴァ完全体を圧倒します。
やっぱり完全体は消滅への始まりなのかと思った所で真木さん乱入。
ウヴァにコアメダルをガンガン投入していきます。
小さな事からコツコツとやり、メダルの器になるなんていう事は危険だという考えで避けてきたウヴァですが、強制的に投入されてしまってはなす術もなく、暴走してしまう事におびえて逃走。
アンクが合流し映司と一緒に真木さんとの最終決戦になるかと思いきや、真木さんの優先順位はグリードの暴走という事でウヴァを追っていきます。
今日の分のアイスを取りに来たアンクにアイスのためにアイスを買いに行っている間に、アンクは比奈ちゃんにアンクのコアメダルにひびが入っている事を口止めします。
アンクが戻ってきて、戦わなくてよくなり、しかも体を返すつもりだというのを映司は素直に喜びますが、そうなった原因を知っている比奈ちゃんは素直には喜べません。
むしろ、何をどうしたらばいいのかすら分からなくなってしまっていますね。
それが、アイスを食べて歩いているうちに映司とアンクの間に入って一緒に手をつなぐという事に現れているというか。
暴走を恐れまくっているウヴァに対して真木さんはガンガンメダルを投入し、メダルの器に変えてしまいます。
そして巨大な器になって空に浮かんだウヴァからは大量の屑ヤミーが出現。
平成ライダー最終回名物?大量の敵の出現に映司とアンクで屑ヤミーを倒そうとします。
そこに、伊達さん後藤さんのバースコンビが合流し、屑ヤミーを受け持ち、映司達には暴走した大本を任せます。
大量の屑ヤミーと戦っている中に、里中さんの参戦は心強かったですね。
変身しなくても、変身している2人よりも戦力になりそうなのが(笑)
アンクとプトティラになった映司で空中の暴走体に向かい、真木さんを地上に引き戻します。
プトティラの凍らせる力で真木さんの動きを封じ、大量のセルメダルをメダガブリューに投入しての渾身の一撃。
これで真木さんもアウトかと思いきや、真木さんは無事。
変身を解除した映司は紫メダルで暴走しそうになりますが、暴走を察知したアンクが映司に自らのコアメダルを渡します。
アンクの腕が消えて刑事さんに戻り、映司の手元にはアンクのコアのコアでひびの入ったタカメダルも。
映司はアンクの思いを受け、タジャドルに変身。
紫のメダルをタジャスピナーにセットして真木さんを撃破。
その影響で、真木さんはブラックホールのようなものになりコアメダルがことごとく吸い込まれます。
映司はタカメダルをキャッチしますが、メダルは割れています。
落下していく映司はアンクの幻が甦り、「お前を選んだのは俺にとって得だった」の言葉を残して消えていきます。
空中での大爆発を見た比奈ちゃんの前にもアンクの幻が現れますが、そこには割れた半分のメダルが落ちてきます。
落下していく映司を後藤さんがバスの飛行の飛行能力で助け、地上には映司を待っているみんながいて、映司は改めて自分が求めていたものを知る事になります。
そして、平穏な日常が戻ってきたということで、クスクシエに集まったみんなと旅に出て、旅先の報告をする映司。
割れたメダルと一緒に旅をしている映司は、アンクと一緒に旅を続けているという事で最終回。
最終回近くになってからの怒涛の展開で、果たしてどうやって話をまとめるのだろうか、まとめる気があるのだろうか、まさかディケイドのように放り投げるのではないかとか、いろいろと不安に思っている部分は多々あったのですが、よくあそこから着地点を見出したなという収まりの良い所に持って行った最終回でしたね。




完全体になったウヴァ相手にバースの2人は大ピンチ。
そんな中、爆発音がすると重々しい雰囲気の映司が登場します。
ビルの屋上でそれを見ていた真木さんの所に、鴻上会長がやってきます。
映司の姿を見て、あれが本当のオーズだと。
そして、800年前に作られた10枚目のメダルからメダルを3枚映司に向かって投げます。
映司がセルメダルを取り込む時に一緒に渡しておけばいいのにというのは、言ってはいけないんでしょうね(笑)
タトバコンボに変身した映司はウヴァ完全体を圧倒します。
やっぱり完全体は消滅への始まりなのかと思った所で真木さん乱入。
ウヴァにコアメダルをガンガン投入していきます。
小さな事からコツコツとやり、メダルの器になるなんていう事は危険だという考えで避けてきたウヴァですが、強制的に投入されてしまってはなす術もなく、暴走してしまう事におびえて逃走。
アンクが合流し映司と一緒に真木さんとの最終決戦になるかと思いきや、真木さんの優先順位はグリードの暴走という事でウヴァを追っていきます。
今日の分のアイスを取りに来たアンクにアイスのためにアイスを買いに行っている間に、アンクは比奈ちゃんにアンクのコアメダルにひびが入っている事を口止めします。
アンクが戻ってきて、戦わなくてよくなり、しかも体を返すつもりだというのを映司は素直に喜びますが、そうなった原因を知っている比奈ちゃんは素直には喜べません。
むしろ、何をどうしたらばいいのかすら分からなくなってしまっていますね。
それが、アイスを食べて歩いているうちに映司とアンクの間に入って一緒に手をつなぐという事に現れているというか。
暴走を恐れまくっているウヴァに対して真木さんはガンガンメダルを投入し、メダルの器に変えてしまいます。
そして巨大な器になって空に浮かんだウヴァからは大量の屑ヤミーが出現。
平成ライダー最終回名物?大量の敵の出現に映司とアンクで屑ヤミーを倒そうとします。
そこに、伊達さん後藤さんのバースコンビが合流し、屑ヤミーを受け持ち、映司達には暴走した大本を任せます。
大量の屑ヤミーと戦っている中に、里中さんの参戦は心強かったですね。
変身しなくても、変身している2人よりも戦力になりそうなのが(笑)
アンクとプトティラになった映司で空中の暴走体に向かい、真木さんを地上に引き戻します。
プトティラの凍らせる力で真木さんの動きを封じ、大量のセルメダルをメダガブリューに投入しての渾身の一撃。
これで真木さんもアウトかと思いきや、真木さんは無事。
変身を解除した映司は紫メダルで暴走しそうになりますが、暴走を察知したアンクが映司に自らのコアメダルを渡します。
アンクの腕が消えて刑事さんに戻り、映司の手元にはアンクのコアのコアでひびの入ったタカメダルも。
映司はアンクの思いを受け、タジャドルに変身。
紫のメダルをタジャスピナーにセットして真木さんを撃破。
その影響で、真木さんはブラックホールのようなものになりコアメダルがことごとく吸い込まれます。
映司はタカメダルをキャッチしますが、メダルは割れています。
落下していく映司はアンクの幻が甦り、「お前を選んだのは俺にとって得だった」の言葉を残して消えていきます。
空中での大爆発を見た比奈ちゃんの前にもアンクの幻が現れますが、そこには割れた半分のメダルが落ちてきます。
落下していく映司を後藤さんがバスの飛行の飛行能力で助け、地上には映司を待っているみんながいて、映司は改めて自分が求めていたものを知る事になります。
そして、平穏な日常が戻ってきたということで、クスクシエに集まったみんなと旅に出て、旅先の報告をする映司。
割れたメダルと一緒に旅をしている映司は、アンクと一緒に旅を続けているという事で最終回。
最終回近くになってからの怒涛の展開で、果たしてどうやって話をまとめるのだろうか、まとめる気があるのだろうか、まさかディケイドのように放り投げるのではないかとか、いろいろと不安に思っている部分は多々あったのですが、よくあそこから着地点を見出したなという収まりの良い所に持って行った最終回でしたね。
今日の仮面ライダー000 第47話
「赤いヒビと満足と映司の器」
真木さんに紫のメダルを投入されてグリード化で暴走している映司。
力が欲しい映司と命が欲しいアンクとの一騎打ち。
暴走してしまって理性が残っていない映司と比べ、命を欲するアンクの方は理性が強くなっている部分は強いですね。
映司に対して全力で攻撃しようとするも、ありがとうという映司の言葉から、今までの日々の事が頭をよぎり躊躇してしまいます。
映司を倒せはしなかったものの、暴走はとめられましたが、その時に飛び散ったコアメダルは真木さんが回収されてしまいます。
そして、ボロボロの状態の映司がアンクに一年分のアイスの今日の分を渡そうとしたのを見て、映司にとどめを刺そうとした真木さんを止め、キヨちゃんを燃やそうとします。
真木さんを止めるのは、キヨちゃんを攻撃するのが一番ですね。
完全に錯乱状態になりますから(苦笑)
これを里中さんが見つけて映司は回収と。
比奈ちゃんはクスクシエで今の状況を知世子さんに相談します。
最終回直前でやっと知世子さんは映司やアンクの置かれた状況を知った事になるんですね。
アンクとお兄さんの両方助けたいと欲張るべきというのも、知世子さんらしいアドバイスだなぁと。
元々、そのつもりだった比奈ちゃんを後押しする事になりましたし。
映司を助けた事に、何とも言えない気分になっているアンクの所へ、なんとかキヨちゃんを復活させた真木さんがやってきて、アンクをメダルの器にする計画の中止を言い渡します。
そして、アンクのコアのコアのメダルにひびをいれてしまいます。
メダルを砕くのではなくひびを入れるだけっていうのは、紫のメダルの力が弱いとかなんでしょうか?それともプトティラの方が砕く力は強いとかなんでしょうかね。
ガメルにもひびまでしかいれませんでしたし。
アンクは、他のグリードと違い満足を覚えてしまった事を自重気味にしていますが、それはそれで満足そうですね。
回収された映司は鴻上さんがビルの保管庫に収容されたという事で。
後藤さんと伊達さんは保管庫に行こうとしますが、ロックされていると。
しかし、里中さんが業務時間終了で帰り際、秘書の補佐にマスターキーを渡します。
何だかんだと里中さんはおいしい役ですよね。
保管庫に向かうと鴻上さんが欲望に目覚めた映司を人類の進化のために必要と大喜びしていましたが、同時に紫のメダルが邪魔で困ると言うジレンマ。
そこに真木さんが来たと言う事で映司は飛び出します。
真木さんと伊達さんも続き、真木さんとの対決へ。
真木さんは強く、映司がグリード化してまで戦おうとするのでバース組の苦労は大変なもの。
そこに、追い打ちをかけるように、小さな事からコツコツとやってきていたウヴァに真木さんが最後のメダルを渡しウヴァが完全体に。
今まで完全体になると、強さを見せつける前に終わってしまっていましたがウヴァはしっかりと完全体らしさを発揮。
アンクは自分のメダルにひびが入った事で、消滅が近い事を悟り、比奈ちゃんに向け体を返す事になると言います。
そして、使えるバカのために戦いに合流しようと出向きます。
映司は大量のセルメダルを受け入れる事を決め、鴻上さんの所へ向かい、次回最終回へ。
映司がセルメダルを大量に受け入れる事でどうなるのか?最終回の重要なお話になりそうですね。
ひびが入ってしまったアンクの安否がどうなるのか?
そして、あと1回できっちりとまとめられるのか?




真木さんに紫のメダルを投入されてグリード化で暴走している映司。
力が欲しい映司と命が欲しいアンクとの一騎打ち。
暴走してしまって理性が残っていない映司と比べ、命を欲するアンクの方は理性が強くなっている部分は強いですね。
映司に対して全力で攻撃しようとするも、ありがとうという映司の言葉から、今までの日々の事が頭をよぎり躊躇してしまいます。
映司を倒せはしなかったものの、暴走はとめられましたが、その時に飛び散ったコアメダルは真木さんが回収されてしまいます。
そして、ボロボロの状態の映司がアンクに一年分のアイスの今日の分を渡そうとしたのを見て、映司にとどめを刺そうとした真木さんを止め、キヨちゃんを燃やそうとします。
真木さんを止めるのは、キヨちゃんを攻撃するのが一番ですね。
完全に錯乱状態になりますから(苦笑)
これを里中さんが見つけて映司は回収と。
比奈ちゃんはクスクシエで今の状況を知世子さんに相談します。
最終回直前でやっと知世子さんは映司やアンクの置かれた状況を知った事になるんですね。
アンクとお兄さんの両方助けたいと欲張るべきというのも、知世子さんらしいアドバイスだなぁと。
元々、そのつもりだった比奈ちゃんを後押しする事になりましたし。
映司を助けた事に、何とも言えない気分になっているアンクの所へ、なんとかキヨちゃんを復活させた真木さんがやってきて、アンクをメダルの器にする計画の中止を言い渡します。
そして、アンクのコアのコアのメダルにひびをいれてしまいます。
メダルを砕くのではなくひびを入れるだけっていうのは、紫のメダルの力が弱いとかなんでしょうか?それともプトティラの方が砕く力は強いとかなんでしょうかね。
ガメルにもひびまでしかいれませんでしたし。
アンクは、他のグリードと違い満足を覚えてしまった事を自重気味にしていますが、それはそれで満足そうですね。
回収された映司は鴻上さんがビルの保管庫に収容されたという事で。
後藤さんと伊達さんは保管庫に行こうとしますが、ロックされていると。
しかし、里中さんが業務時間終了で帰り際、秘書の補佐にマスターキーを渡します。
何だかんだと里中さんはおいしい役ですよね。
保管庫に向かうと鴻上さんが欲望に目覚めた映司を人類の進化のために必要と大喜びしていましたが、同時に紫のメダルが邪魔で困ると言うジレンマ。
そこに真木さんが来たと言う事で映司は飛び出します。
真木さんと伊達さんも続き、真木さんとの対決へ。
真木さんは強く、映司がグリード化してまで戦おうとするのでバース組の苦労は大変なもの。
そこに、追い打ちをかけるように、小さな事からコツコツとやってきていたウヴァに真木さんが最後のメダルを渡しウヴァが完全体に。
今まで完全体になると、強さを見せつける前に終わってしまっていましたがウヴァはしっかりと完全体らしさを発揮。
アンクは自分のメダルにひびが入った事で、消滅が近い事を悟り、比奈ちゃんに向け体を返す事になると言います。
そして、使えるバカのために戦いに合流しようと出向きます。
映司は大量のセルメダルを受け入れる事を決め、鴻上さんの所へ向かい、次回最終回へ。
映司がセルメダルを大量に受け入れる事でどうなるのか?最終回の重要なお話になりそうですね。
ひびが入ってしまったアンクの安否がどうなるのか?
そして、あと1回できっちりとまとめられるのか?