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今日の読書 数学的思考の技術/小島寛之

副題が「不確実な世界を見通すヒント」というものであり、いわゆる文系と自称し、数学というものを最初から忌避してしまい、それがゆえに数学的感覚という、いわゆる学校の授業でやるような数式や公式や定理という小難しいイメージだけではなく、知らないでいるのは現実世界でもったいない事だとする、一般向け数学啓蒙書という感じのものでしょうか。

私は、社会科系科目と語学に不自由な文系人間ですし、著者の名前に個人的に引かれる部分があるので、何冊か読みましたが、基本ラインはどの著書でも数学は学校の授業のためだけのものではなく、実社会でもいくらでも使い道のあるものであり、数学と聞いただけで忌避するのはもったいないという形でしょうか。

そして、数学的思考の実社会への応用となると、経済学へと帰結するというのは、ある程度分かりやすい事ではないでしょうか。

という事で、タイトルにこそなっていませんが、基本的には経済学について説明している1冊であり、経済学理論と実社会の関係性、または経済学の現段階の限界、その限界の内容と、限界だと思われた部分からの脱却を目指す新たな研究の紹介という感じに受け取れますね。

私は、本当にわずかながら経済学については初歩の初歩くらいまで理解していますので、一般向けに分かりやすく考え方の一番分かりやすい所を紹介するものを読んでいると、理解した気持になり、なんとなく気分がよくなったりするのですが、特にそういった下地が無い人が読んでも十分に分かりやすく説明しようとしているので、よくわからないけども数学的思考というものに触れてみたいと言う人ならば大丈夫なのではないかとは思います。

第1部 不安定な毎日を生き抜くための数学的思考
 第1章 相手を自分の思い通りに動かすには
 第2章 給料があがらないのはなぜか
 第3章 人に本音を言わせるテクニック
 第4章 「だらしない人」の経済学
 第5章 年金問題を数学から考える
 第6章 協力って、大事?
 第7章 不確実な世界における行動法則
 第8章 勝ち組は、運か実力か

第2部 幸せな社会とはどういうものか
 第1章 どんな経済、社会が望ましいか
 第2章 今、コモンズを考える
 第3章 デフレ不況への処方箋
 第4章 伝統的な経済学の限界
 第5章 お金よりも大切なものはあるか
 第6章 私たちが暮らすべき魅力的な都市とは
 第7章 人間の「不完全知」といかに向き合うか

第3部 「物語」について、数学的思考をしよう
 第1章 世界を構成する「どうどう巡りの道具」
 第2章 村上春樹のトポロジー 「あちら」と「こちら」のつなぎ方
 第3章 『1Q84』はどんな位相空間か
 最終章 暗闇の幾何学
数学的思考の技術 (ベスト新書)数学的思考の技術 (ベスト新書)
(2011/02/08)
小島 寛之

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テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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