今日の読書 ダブル・プロット/岡嶋二人
岡嶋二人最後の最新作という、本来ならばあり得ない作品になります。
岡嶋二人は文字通り2人のユニット名であり、22年前に解散していますので。
という事で、新作というよりも発掘というの方が正しいですね。
短編集『記録された殺人』に未収録作品だった3本の短編をくっつけた形の1冊という形ですから。
未収録だったうちの2本はシリーズものとして始めたものの編集と揉めて続きを他社にも引き継がれなかったために、まとめるにまとめられなかったもの。
表題作は、新聞記事から推理作家がどういう推理をするのかという事で同じお題で書くという企画物。
解説に、元岡嶋二人の1人である井上夢人が未収録の3本について思い出のようなものを書いていますね。
企画物の話って、ひょっとしたら、井上夢人が岡嶋二人時代について書いた『おかしな2人』に書かれていたかもしれないなぁとぼんやりと思ったのですが、確認はしていません。
全て80年代前半に書かれたものですので、道具関係に時代を感じまくるのですが、そういったもの以外に悪い意味の古さはないですね。
すでに読んだ短編でしたが、これは読んでいるなというのは分かっているものの、それでも十分に楽しめるというのは再販されるだけの事があるというものですね。
岡嶋二人時代の方が、井上夢人名義になってからよりも、いい意味で読者を選ばず幅広く読める作家である事は間違いないんじゃないかと。
岡嶋二人は文字通り2人のユニット名であり、22年前に解散していますので。
という事で、新作というよりも発掘というの方が正しいですね。
短編集『記録された殺人』に未収録作品だった3本の短編をくっつけた形の1冊という形ですから。
未収録だったうちの2本はシリーズものとして始めたものの編集と揉めて続きを他社にも引き継がれなかったために、まとめるにまとめられなかったもの。
表題作は、新聞記事から推理作家がどういう推理をするのかという事で同じお題で書くという企画物。
解説に、元岡嶋二人の1人である井上夢人が未収録の3本について思い出のようなものを書いていますね。
企画物の話って、ひょっとしたら、井上夢人が岡嶋二人時代について書いた『おかしな2人』に書かれていたかもしれないなぁとぼんやりと思ったのですが、確認はしていません。
全て80年代前半に書かれたものですので、道具関係に時代を感じまくるのですが、そういったもの以外に悪い意味の古さはないですね。
すでに読んだ短編でしたが、これは読んでいるなというのは分かっているものの、それでも十分に楽しめるというのは再販されるだけの事があるというものですね。
岡嶋二人時代の方が、井上夢人名義になってからよりも、いい意味で読者を選ばず幅広く読める作家である事は間違いないんじゃないかと。
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