今日の読書 赤い糸の呻き/西澤保彦
読者への挑戦状があったり、都筑道夫パスティーシュがあったりの、ある意味では奇を衒わない形のノンシリーズの本格ミステリーの短編集になります。
本格ミステリーなのに奇を衒わないというのも妙な話ですが、いかんせん西澤保彦ですとSF要素が入ってくる場合まで検討しないといけなかったり、あるいは読んだだけで心底嫌な気分になるような剥き出しのエゴイズムを前面にだすようなダークサイドな作品になる場合もありで、ノンシリーズものですと読むまではどういう傾向の作品なのか分からないというのがありますので。
本格ミステリーとは言いましたが、トリック云々に力点が置かれてるわけではなく、動機に力点が入っていますし、その動機に関してはそういう事だったのかと、多少の論理のアクロバットを感じさせていますかね。
でも、西澤保彦作品らしいなと思わずにはいられないものばかりですけども。
軽めの短編集ですし、ガチガチの本格というわけではないので、比較的広範囲で読める作品かもしれないですね。
本格ミステリーなのに奇を衒わないというのも妙な話ですが、いかんせん西澤保彦ですとSF要素が入ってくる場合まで検討しないといけなかったり、あるいは読んだだけで心底嫌な気分になるような剥き出しのエゴイズムを前面にだすようなダークサイドな作品になる場合もありで、ノンシリーズものですと読むまではどういう傾向の作品なのか分からないというのがありますので。
本格ミステリーとは言いましたが、トリック云々に力点が置かれてるわけではなく、動機に力点が入っていますし、その動機に関してはそういう事だったのかと、多少の論理のアクロバットを感じさせていますかね。
でも、西澤保彦作品らしいなと思わずにはいられないものばかりですけども。
軽めの短編集ですし、ガチガチの本格というわけではないので、比較的広範囲で読める作品かもしれないですね。
![]() | 赤い糸の呻き (2011/08/11) 西澤 保彦 商品詳細を見る |