今日の読書 やなりいなり／畠中恵

病弱すぎる若旦那と愉快な妖かし達との愉快なお江戸生活のしゃばげシリーズの最新刊になります。

今回は、シリーズの転換点になりそうな話はほとんどなく、シリーズの中の日常とでもいう感じになっています。

今回はそれぞれのお話の前に、料理の調理法から始まるという構成になっていているのですが、普通に調理法が載っているのではなく、妖かしがらみの小ネタだらけでもあり、シリーズが進むにつれて、切ない話が多くなる中、ほんわかとするようなお話が多いですね。

切ない感じはあるんですが。

そして、落語の粗忽長屋も、妖かしが当たり前のようにいる世界感ですと、別の解釈というか全く別の話になるんだなぁって思いますね。

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やなりいなり〔限定版〕 (2011/07/29) 畠中 恵 商品詳細を見る