今日の読書 別冊図書館戦争2/有川浩
図書館戦争シリーズ文庫化再読、これで最後になります。
言論の自由が大幅に制限された、架空の日本(その架空という設定が冗談ではないくらい、今の日本もそっちの方向に行きたがっているのが見え見えですが)その中で自由を守るために戦い、1つの決着を見せた図書隊達のその後というスピンオフが別冊シリーズの2作になります。
別冊の2冊目という事で、1冊目以上にスピンオフ感が強くなりますね。
別冊に入ってからのベタ甘ラブストーリーというのも強まりますが、ある意味ベタ甘と対極とも言える歪んだ愛情というのもガッツリと出てきますし、対比するからこそなんでしょうが、歪んだ方の歪みっぷりは徹底しているなぁというのと当時に、これは本編では出来ない事だよなと改めて。
そして、文庫版になってから収録された、DVD特典のショートストーリーですが、DVDでも最後を飾ったというだけあって、非常に最後を締めくくるのにふさわしいなと思えましたね。
また文庫化記念インタビューが今年の東日本大震災の直後という事もあり、その直後の全国的な自粛ムードというのもが、何の意味もない事であるというのを、阪神大震災経験者としての目線でやっているというのも、改めてそうだよなと思えますね。
エンターテインメントとして誰にでも分かりやすく、読むのにハードルが低い作品だと思うのですが、いかにそれが狙ってやっているのかというのが分かりますね。
別冊まではともかく、図書館戦争シリーズきっかけで言論の自由であるとか、日本語そのものの扱い、善意という看板を掲げたキチガイクレーマーの害悪などを考える人が増えてくれるといいかなぁと思いますが、そもそもある程度読書をする人は元々そういう意識は持っているかなぁと思わなくはないですね。
言論の自由が大幅に制限された、架空の日本(その架空という設定が冗談ではないくらい、今の日本もそっちの方向に行きたがっているのが見え見えですが)その中で自由を守るために戦い、1つの決着を見せた図書隊達のその後というスピンオフが別冊シリーズの2作になります。
別冊の2冊目という事で、1冊目以上にスピンオフ感が強くなりますね。
別冊に入ってからのベタ甘ラブストーリーというのも強まりますが、ある意味ベタ甘と対極とも言える歪んだ愛情というのもガッツリと出てきますし、対比するからこそなんでしょうが、歪んだ方の歪みっぷりは徹底しているなぁというのと当時に、これは本編では出来ない事だよなと改めて。
そして、文庫版になってから収録された、DVD特典のショートストーリーですが、DVDでも最後を飾ったというだけあって、非常に最後を締めくくるのにふさわしいなと思えましたね。
また文庫化記念インタビューが今年の東日本大震災の直後という事もあり、その直後の全国的な自粛ムードというのもが、何の意味もない事であるというのを、阪神大震災経験者としての目線でやっているというのも、改めてそうだよなと思えますね。
エンターテインメントとして誰にでも分かりやすく、読むのにハードルが低い作品だと思うのですが、いかにそれが狙ってやっているのかというのが分かりますね。
別冊まではともかく、図書館戦争シリーズきっかけで言論の自由であるとか、日本語そのものの扱い、善意という看板を掲げたキチガイクレーマーの害悪などを考える人が増えてくれるといいかなぁと思いますが、そもそもある程度読書をする人は元々そういう意識は持っているかなぁと思わなくはないですね。
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