FC2ブログ

今日の読書 親鸞 激動篇/五木寛之

浄土真宗の影響を受けまくっているというか、信者な筆者による親鸞の小説化第2弾になります。

前作、『親鸞』は親鸞の幼少期から、法然に出会い念仏という自分の進むべき道にたどり着くまでを描いたものでした。

今回は、念仏が罰せられる対象となり、法然と離れ越後に流罪にされて以降のお話になります。

越後で罪人という立場から刑が明けて以降、念仏を広めるという事になかなか踏み出せないながらも、苦しんでいる人々の助けになるようにと動きだし、やがて活動拠点を関東に移し、そこに一定の成果を残しつつあったものの、念仏が広まりすぎたが故に正しい伝わり方をしているわけではなかったり、便乗する者が出てきたり、また一大勢力となったが故に既存勢力からの直接的な嫌がらせから、成りすましによる悪評の流布など新たな悩みに出会うようになるまでという感じですね。

激動篇と銘打つだけの激動ぶりでもあるのですが、私は最初激闘篇と読み間違えたのですが、読み間違えもあながち間違ってはいないかもと思えたりしますね。

当時の仏教勢力からすると、既得権益を破壊するようにしか思えない念仏という概念と、その広がりというのは、今の時代に照らし合わせても面白い部分ではありますね。

あくまでも、既存勢力への懐疑というものであり、必要とされている新しい概念の流布であり、自然に広まるような形になっているんですよね。

決してゴリ押しにするのではなく。

とはいえ、悪人こそ救われるというのが、いくらでも誤解のもとになりますし、狙った誤用もできるものだっただけに、それゆえの問題が勃発するというのも分かりやすいんですが。

小説として、かなり多めの演出をしていますが、親鸞の基本姿勢というものに関しては分かりやすくなっているんじゃないかと思いますし、楽しんで読めますね。
親鸞 激動篇 上親鸞 激動篇 上
(2012/01/14)
五木 寛之

商品詳細を見る
親鸞 激動篇 下親鸞 激動篇 下
(2012/01/14)
五木 寛之

商品詳細を見る

おまけ

カレンダー
01 | 2012/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 - - -
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

茶留蔵

Author:茶留蔵
心身ともに不健康で知性が大いに不自由な社会不適合者

タグ
おまけ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター
現在の閲覧者数:
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
義援金募集
FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして
検索フォーム
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

RSSリンクの表示
ニューリリース
メタル
QRコード
QR
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる