今日の読書 ホテル・ピーベリー/近藤史恵
とある理由で、小学校教師をやめて現在無職の男が、ハワイのビッグアイランドのヒロという都市から少し離れた少し変わったホテルに滞在する事になるというお話。
事件が起きるまでは、長すぎる夏休みは人の心を蝕むというようなちょっとしたモラトリアム小説ぽい感じもあり、そのまま事件が起きなければミステリーではなくても、それはそれで成立したなと思えるものですね。
ハワイって温かくてすごしやすいだけではなく、複雑な気候であるとかは知らなかったので新鮮でしたが、主人公が教師を辞めた理由が、非常に共感しやすいものとなっていましたね、少なくとも私には。
終盤に畳みかけるようにミステリー小説になるのですが、仕掛けを一気に繰り出したなぁというくらい本当にミステリー小説っぽくない作品でした。
ガッツリとしたミステリーを期待するよりは、モラトリアム小説として読むのが正しいのかもしれないと。
事件が起きるまでは、長すぎる夏休みは人の心を蝕むというようなちょっとしたモラトリアム小説ぽい感じもあり、そのまま事件が起きなければミステリーではなくても、それはそれで成立したなと思えるものですね。
ハワイって温かくてすごしやすいだけではなく、複雑な気候であるとかは知らなかったので新鮮でしたが、主人公が教師を辞めた理由が、非常に共感しやすいものとなっていましたね、少なくとも私には。
終盤に畳みかけるようにミステリー小説になるのですが、仕掛けを一気に繰り出したなぁというくらい本当にミステリー小説っぽくない作品でした。
ガッツリとしたミステリーを期待するよりは、モラトリアム小説として読むのが正しいのかもしれないと。
ホテル・ピーベリー (2011/11/16) 近藤 史恵 商品詳細を見る |