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今日の読書 21世紀の知を読みとくノーベル賞の科学 経済学賞編/矢沢サイエンスオフィス編著

ノーベル賞の科学分野の中で、今一つ中途半端というか、経済学は科学に当たるのかどうかという問題になるのかという扱いではありますし、受賞歴をを見ると分野に偏りがあったり、それこそ受賞直後にいろいろと世界金融を吹っ飛ばした元凶になったりと、素直に評価しにくいものだったりしますが、科学分野として全否定するものではありませんし、いろいろと使い方を間違えたり、恣意的に誤解したりするのが経済学だよなと言う事で。

まぁ、ノーベル賞も科学分野はともかく平和賞なんていうものは、何かの冗談にしかならないので、それよりは経済学はまともだよと考えられなくはないですけどもね。

ということで、歴代ノーベル賞受賞の中からピックアップして、ノーベル賞受賞した論理の紹介と本人の紹介とをコンパクトにまとめ、ついでに歴代受賞者一覧もくっつけた1冊ですね。

著書を読んだ事がある人から、存在自体初めて知る人までいろいろといますが、改めて数学が出発点の人が多い所から考えても、今の日本の文系理系の分け方っておかしいよねって思いますね。

経済学を文系扱いするというのも無理があるというか。

とある大学の経済学部の一般教養の数学が、高校レベル中間期末テストよりも簡単な内容で、かつ範囲も短いのにもかかわらず、教科書持ち込み可だったりした事があるらしいですしね。

それはおいておいて、本筋とは別に設けられているコラムの中で、クルーグマンがかつての日本のバブル崩壊後の日本の政策をボロカスに言っていたにもかかわらず、リーマンショック後のアメリカで、かつての日本と同じような事しかやろうとしなかった事に対する、日本人記者からのツッコミに、あたふたしたというのは、改めて笑ってしまいますね。

まぁ、日本の失われた10年以上の停滞感は欧米でも味わう事になる可能性が高まっているということにもなるんでしょうし、日本も改めて巻き添えになってしまうんでしょうけどもね。


第1章 1976年ノーベル経済学賞
     ミルトン・フリードマン
      金が、金のみが経済のすべてである

第2章 1981年ノーベル経済学賞
     ジェームズ・ト―ビン
      ケインズ経済学を現代に蘇らせたチャンピオン

第3章 1987年ノーベル経済学賞
     ロバート・ソロー
      パワフルな経済成長理論の開拓者

第4章 1988年ノーベル経済学賞
     モーリス・アレ
      ドグマを拒否し続ける孤高の経済学者

第5章 1994年ノーベル経済学賞
     ジョン・ナッシュ
      ゲーム理論を経済学に導入しあ輝ける頭脳と狂気

第6章 1998年ノーベル経済学賞
     アマルティア・セン
      「厚生経済学」を深化させた最初のアジア人受賞者

第7章 2002年ノーベル経済学賞
     ダニエル・カーネマン
     ヴァーノン・スミス
      合理的な意思決定に逆らう人間行動の実験研究

第8章 2005年ノーベル経済学賞
     ロバート・オーマン
     トーマス・シェリング
      新しいゲーム理論で戦争と人間社会を読む

第9章 2008年ノーベル経済学賞
     ポール・クルーグマン
      貿易理論の現代的マスターマインド
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