今日の読書 新月譚/貫井徳郎
8年前に49歳の若さで絶筆をした美人女性作家の元を訪れた若手編集者が、その作家が絶筆した理由、そしてある作品を境に別人のように作品が変わり名作だらけを執筆出来た理由を聞きだす事になる。
絶筆の理由や、作品が別人のように変わるという事から、貫井徳郎という事もありミステリーな方向を期待できたりするのですが、作者もこれはミステリーではないとあらかじめ表明したいたとおり、手法としても仕掛けだらけという事もなく、ストレートに作家の半生を書いたものになります。
要素すらもミステリーではないという事ですが、期待外れかというとそういう事でもなく、むしろ十分すぎるほど引き込まれ、個人的に貫井徳郎に外れ無しは継続したなと。
情念の物語という扱い方をされていて、理解できる部分と理解できないというか、男の感情であありえないだろうなというのがありますが、読み手の性別によっても読み方が変わりそうな物語だなと思えますね。
いわゆる本筋というわけではないのですが、小説の書き方というものも扱われている所に強く興味が惹かれたというか、経験至上主義というものは、やっぱり否定すべきものだよなって。
絶筆の理由や、作品が別人のように変わるという事から、貫井徳郎という事もありミステリーな方向を期待できたりするのですが、作者もこれはミステリーではないとあらかじめ表明したいたとおり、手法としても仕掛けだらけという事もなく、ストレートに作家の半生を書いたものになります。
要素すらもミステリーではないという事ですが、期待外れかというとそういう事でもなく、むしろ十分すぎるほど引き込まれ、個人的に貫井徳郎に外れ無しは継続したなと。
情念の物語という扱い方をされていて、理解できる部分と理解できないというか、男の感情であありえないだろうなというのがありますが、読み手の性別によっても読み方が変わりそうな物語だなと思えますね。
いわゆる本筋というわけではないのですが、小説の書き方というものも扱われている所に強く興味が惹かれたというか、経験至上主義というものは、やっぱり否定すべきものだよなって。
![]() | 新月譚 (2012/04) 貫井 徳郎 商品詳細を見る |