今日の読書 新本格もどき/霧舎巧
記憶喪失の男が、事件にかかわると名探偵になりきって事件を解くという、連作短編です。
出てくる出てくる名探偵は、いわゆる新本格の面々であり、タイトルに使われている元ネタ小説だけではなく、他の作品のものかよ!とツッコミがはいるものまであり、元ネタを知っていた方が分かりやすいというか、元ネタを知らないとかなりおいてけぼりになる形ですね。
読者をある程度マニアと想定して、本格ミステリ書きの愚痴ともとれる事が多々出てきたりするのは、結構定番とも言えるでしょうかね。
三、四角、五角館の殺人(綾辻行人『十角館の殺人』)
二、三の悲劇(法月綸太郎『一の悲劇』)
人形は密室で推理する(我孫子武丸『人形はこたつで推理する』)
長い、白い家の殺人(歌野晶午『長い家の殺人』)
雨降り山荘の殺人(倉知淳『星降り山荘の殺人』)
13人目の看護師(山口雅也『13人目の探偵士』)
双頭の小悪魔(有栖川有栖『双頭の悪魔』)
この7本になりますが、読んだ事がなかったのが『一の悲劇』だけでしたが、他の法月綸太郎作品を読んだ事があったので、登場人物が分からないという事も無く、楽しめましたね。
トリックやらなにやらが元ネタと同じという事でもなんでもないので、主要登場人物さえ知っていれば問題は無かったですし。
後半になるにつれて、悪ノリというか暴走して行ったかなぁと思ったりはしましたが。
出てくる出てくる名探偵は、いわゆる新本格の面々であり、タイトルに使われている元ネタ小説だけではなく、他の作品のものかよ!とツッコミがはいるものまであり、元ネタを知っていた方が分かりやすいというか、元ネタを知らないとかなりおいてけぼりになる形ですね。
読者をある程度マニアと想定して、本格ミステリ書きの愚痴ともとれる事が多々出てきたりするのは、結構定番とも言えるでしょうかね。
三、四角、五角館の殺人(綾辻行人『十角館の殺人』)
二、三の悲劇(法月綸太郎『一の悲劇』)
人形は密室で推理する(我孫子武丸『人形はこたつで推理する』)
長い、白い家の殺人(歌野晶午『長い家の殺人』)
雨降り山荘の殺人(倉知淳『星降り山荘の殺人』)
13人目の看護師(山口雅也『13人目の探偵士』)
双頭の小悪魔(有栖川有栖『双頭の悪魔』)
この7本になりますが、読んだ事がなかったのが『一の悲劇』だけでしたが、他の法月綸太郎作品を読んだ事があったので、登場人物が分からないという事も無く、楽しめましたね。
トリックやらなにやらが元ネタと同じという事でもなんでもないので、主要登場人物さえ知っていれば問題は無かったですし。
後半になるにつれて、悪ノリというか暴走して行ったかなぁと思ったりはしましたが。
![]() | 新本格もどき (カッパ・ノベルス) (2007/08) 霧舎 巧 商品詳細を見る |