今日の読書 ドッペルゲンガー宮/霧舎巧
『新・新本格もどき』を読んで、最終話になるもどきに作者本人のシリーズを使っていたのに、私は知らなかったので、もどきものではなくきちんとした作品も読んでおこうと言う事で、あかずの扉研究会シリーズに手を出す事にしました。
あかずの扉研究会という、北澤大学に存在する研究会、新本格ではミステリ研究会を舞台にする事が結構ありますが、それの延長線上にあるせっていですね、名探偵がいたりしますし、6人のメンバーがかなり濃い目のキャラ設定になっていますし。
もともと、作者が読みたいと思うような新本格の作品を狙って書かれただけあって、ガッツリと新本格だなぁと。
話の基本ラインはいわゆる、アガサ・クリスティの誰もいなくなった型の事件と、狙って作られた奇妙な館、それに多くの要素を詰め込めるだけ詰め込みましたという形ですね。
特にラスト付近では詰め込んだ感がこれでもかこれでもかと出てきます。
改めて初期の新本格ミステリだなぁと思うと同時に、ミステリでは散々マニアが出てきて、こういうのは過去作でどうこうとか、これは小説ではなく現実だからどうこうとかが沢山出てきますが、こういうある種のお約束でなりたっているジャンルのものなんだよなって。
改めてアキバレンジャーのメタさ具合とマニア視点と共通するものを感じるという、全然関係ない感想が思い浮かんできました(苦笑)
あかずの扉研究会という、北澤大学に存在する研究会、新本格ではミステリ研究会を舞台にする事が結構ありますが、それの延長線上にあるせっていですね、名探偵がいたりしますし、6人のメンバーがかなり濃い目のキャラ設定になっていますし。
もともと、作者が読みたいと思うような新本格の作品を狙って書かれただけあって、ガッツリと新本格だなぁと。
話の基本ラインはいわゆる、アガサ・クリスティの誰もいなくなった型の事件と、狙って作られた奇妙な館、それに多くの要素を詰め込めるだけ詰め込みましたという形ですね。
特にラスト付近では詰め込んだ感がこれでもかこれでもかと出てきます。
改めて初期の新本格ミステリだなぁと思うと同時に、ミステリでは散々マニアが出てきて、こういうのは過去作でどうこうとか、これは小説ではなく現実だからどうこうとかが沢山出てきますが、こういうある種のお約束でなりたっているジャンルのものなんだよなって。
改めてアキバレンジャーのメタさ具合とマニア視点と共通するものを感じるという、全然関係ない感想が思い浮かんできました(苦笑)
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