今日の読書 マリオネット園/霧舎巧
あかずの扉研究会シリーズ4作目にして現段階では、この作品でシリーズの長編はとまっているようですね。
新本格ムーブメントが一段落してから書かれた作品で、新本格初期作品が本格ミステリの古典普及目的のようなマニアなネタを入れていたのから、さらに踏み込んで書かれた当時ではリアルタイムに近い作品のネタをガンガン入れてきているのが、このシリーズですが、この作品はガッツリとネタにしやすい構造になっていますね。
川崎の工場地域にあった潰れたテーマパーク跡地にある通称首吊塔。
ここに引き寄せられる形で集められた面々、最初から招待されたものもいれば、暗号を解いた結果行く事になるものと、開かずの扉研究会という複数のレギュラーキャラと名探偵2人制というものを最大限にりようしていますね。
仕掛けられた暗号というか、クイズはことごとくミステリネタであり、私は自力では解けないのですが、答えを見ると元ネタを知っているものが多く、いろいろと詰め込んでいるなぁと思う反面、これは元ネタをある程度知らないと、結構厳しいかなと思ったり、逆に知らないからこそ、ここで目にした元ネタの方に手を出す人もいるかもしれないと、かつて新本格を読んで、エラリー・クイーンなどの海外古典に手を出すきっかけにはなったかと、思いなおしてみたり。
シリーズ長編が書かれなくなって10年以上たっているんですが、これってシリーズ再開とか無いんですかね?結構新本格系のシリーズって、続くように伏線が張られながら止まったままのものとかあったり、物凄く期間が空いてから久しぶりに書かれたりとかあるので、珍しくはないんですが。
新本格ムーブメントが一段落してから書かれた作品で、新本格初期作品が本格ミステリの古典普及目的のようなマニアなネタを入れていたのから、さらに踏み込んで書かれた当時ではリアルタイムに近い作品のネタをガンガン入れてきているのが、このシリーズですが、この作品はガッツリとネタにしやすい構造になっていますね。
川崎の工場地域にあった潰れたテーマパーク跡地にある通称首吊塔。
ここに引き寄せられる形で集められた面々、最初から招待されたものもいれば、暗号を解いた結果行く事になるものと、開かずの扉研究会という複数のレギュラーキャラと名探偵2人制というものを最大限にりようしていますね。
仕掛けられた暗号というか、クイズはことごとくミステリネタであり、私は自力では解けないのですが、答えを見ると元ネタを知っているものが多く、いろいろと詰め込んでいるなぁと思う反面、これは元ネタをある程度知らないと、結構厳しいかなと思ったり、逆に知らないからこそ、ここで目にした元ネタの方に手を出す人もいるかもしれないと、かつて新本格を読んで、エラリー・クイーンなどの海外古典に手を出すきっかけにはなったかと、思いなおしてみたり。
シリーズ長編が書かれなくなって10年以上たっているんですが、これってシリーズ再開とか無いんですかね?結構新本格系のシリーズって、続くように伏線が張られながら止まったままのものとかあったり、物凄く期間が空いてから久しぶりに書かれたりとかあるので、珍しくはないんですが。
![]() | マリオネット園(ランド)―「あかずの扉」研究会首吊塔へ (講談社ノベルス) (2001/10) 霧舎 巧 商品詳細を見る |