今日の読書 高原のフーダニット/有栖川有栖
有栖川有栖の、臨床犯罪学者火村の作家有栖シリーズの中編集となります。
短編と中編の分かれ目がどこなのか私は分かっていないのですが、中編集と書かれているからには中編集なんでしょう。
もっとも、その中の『ミステリ夢十夜』は元ネタの夏目漱石の夢十夜と同じように十夜の夢になっているので、短編だらけにもなっていたりしますが。
で、個人的にこの作品が面白かったですね、漱石の夢十夜もシュールだったりしますが、こっちも普段の作品と違って夢の中の出来事だからこそ自由に設定を使えて、シュールだったり、論理的な解決があるかと思えば、論理的な解決に導くためのお約束が効かないというような、ある意味ではこのジャンルへのツッコミとも受け取れるものだとかが詰まっていて、夢オチというものを積極的に利用したなぁと。
そして、ミステリの定番でもある利き手ネタが、あまり重要ではないところで出てくるのですが、中途半端に両利きというか、ものによって利き手が違う私としては毎回自分は登場人物向きではないなぁって思ってしまうんですよね。
短編と中編の分かれ目がどこなのか私は分かっていないのですが、中編集と書かれているからには中編集なんでしょう。
もっとも、その中の『ミステリ夢十夜』は元ネタの夏目漱石の夢十夜と同じように十夜の夢になっているので、短編だらけにもなっていたりしますが。
で、個人的にこの作品が面白かったですね、漱石の夢十夜もシュールだったりしますが、こっちも普段の作品と違って夢の中の出来事だからこそ自由に設定を使えて、シュールだったり、論理的な解決があるかと思えば、論理的な解決に導くためのお約束が効かないというような、ある意味ではこのジャンルへのツッコミとも受け取れるものだとかが詰まっていて、夢オチというものを積極的に利用したなぁと。
そして、ミステリの定番でもある利き手ネタが、あまり重要ではないところで出てくるのですが、中途半端に両利きというか、ものによって利き手が違う私としては毎回自分は登場人物向きではないなぁって思ってしまうんですよね。
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