今日の読書 サイボーグ009完結編3/石ノ森章太郎・小野寺丈
石ノ森章太郎のライフワークにして、未完のまま構想だけが残っていたサイボーグ009完結編、3冊目で本当の完結という事になりました。
言い方は悪いですが、前の2冊は9人の戦士をそれぞれきっちりと主役を張らせて、9人が主役として話を作る事ができるだけの存在である事の再確認と、神々との対決への導入部というか、前振りにすぎなくて、改めてこれが本編。
神々が敵という事で、絶望的な実力差、戦力差、これでもかという桁外れの惨状。
小説という事で、描写も容赦ないものになったりしていますね。
その絶望的な状況で、何度も心が折れそうになりながらも、微かな望みにかけて最後の戦いという事で、サイボーグという人間とロボットの中間の存在である9人が、戦いの意味に疑問を抱きながらも、それでも信念を貫き自分たちがどんどん人間という存在から離れながらも奮闘するという、小説であろうとも、やっぱりこれがサイボーグ009だなという流れになっていますね。
戦いの流れから決着まで、神々と戦うという事はどういう事なのかというのを、石ノ森章太郎がどうまとめようかと悩んだという事も分かりますが、30年前に完結出来なかった時と比べて今の時代では、すでに受け入れられる土壌が出来上がりすぎていたかもしれないと。
十分に面白かったんですが、時代がすでに追いついてきてしまっていたなと思ったりもしますかね。
だから悪いとか古いという意味ではもちろんありませんし、逆に時代の先を行きすぎていて発表しきれなかったのかなって。
そして、これだけの話を小説という文字から自分の頭で創造して動かすのではなく、実際にビジュアルとして目にしたいなという気持ちは、読んだ人ならば誰しも思うのではないでしょうか。
神々を敵に回すという事で、実際に画にしてしまうと、いろいろ厄介な事になるかもしれないですが。
言い方は悪いですが、前の2冊は9人の戦士をそれぞれきっちりと主役を張らせて、9人が主役として話を作る事ができるだけの存在である事の再確認と、神々との対決への導入部というか、前振りにすぎなくて、改めてこれが本編。
神々が敵という事で、絶望的な実力差、戦力差、これでもかという桁外れの惨状。
小説という事で、描写も容赦ないものになったりしていますね。
その絶望的な状況で、何度も心が折れそうになりながらも、微かな望みにかけて最後の戦いという事で、サイボーグという人間とロボットの中間の存在である9人が、戦いの意味に疑問を抱きながらも、それでも信念を貫き自分たちがどんどん人間という存在から離れながらも奮闘するという、小説であろうとも、やっぱりこれがサイボーグ009だなという流れになっていますね。
戦いの流れから決着まで、神々と戦うという事はどういう事なのかというのを、石ノ森章太郎がどうまとめようかと悩んだという事も分かりますが、30年前に完結出来なかった時と比べて今の時代では、すでに受け入れられる土壌が出来上がりすぎていたかもしれないと。
十分に面白かったんですが、時代がすでに追いついてきてしまっていたなと思ったりもしますかね。
だから悪いとか古いという意味ではもちろんありませんし、逆に時代の先を行きすぎていて発表しきれなかったのかなって。
そして、これだけの話を小説という文字から自分の頭で創造して動かすのではなく、実際にビジュアルとして目にしたいなという気持ちは、読んだ人ならば誰しも思うのではないでしょうか。
神々を敵に回すという事で、実際に画にしてしまうと、いろいろ厄介な事になるかもしれないですが。
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