今日の読書 パラダイス・ロスト/柳広司
『ジョーカー・ゲーム』『ダブル・ジョーカー』に続く、第二次世界大戦勃発付近を舞台にした、日本軍内の異質の諜報集団、D機関の暗躍を描くシリーズ第3弾になります。
日本軍というか、日本全体が神国日本としてみんな同じ方向を向いていく中、客観的にもほどがあるというくらい、感情論を排し、死をも恐れない事を求められる軍隊の中で、殺すな死ぬなという真逆の論理で動いているエリートスパイ達の活躍になるわけですが、基本この戦い、日本は敗戦国になってしまうという歴史を知っていますし、この敗戦というものが、まだまだ日本の外交上重荷になってしまっている事は避けられないというか、何だかなぁと思わされるものになっていますが、それは置いておいて。
そんな日本が軽視していた情報戦を唯一理解していた機関としての諜報活動、今の日本に本当に欲しいよなぁと思わずにはいられないですね。
少なくとも、積極的に他国を混乱に陥れるような破壊的な諜報活動ではなく、日本が破壊されないようにする防諜活動、これに関してはあまりにも深刻な状況なんじゃないかと思わずにはいられないですからねぇ。
恐らく、日本ほど他国のプロバガンダをプロバガンダとしてではなく、ガチなものとして振りまわされていると思いますから。
逆に日本以外の大国はプロバガンダに対して、知るかそんなもん!で放り投げ過ぎなんでしょうけど。
日本軍というか、日本全体が神国日本としてみんな同じ方向を向いていく中、客観的にもほどがあるというくらい、感情論を排し、死をも恐れない事を求められる軍隊の中で、殺すな死ぬなという真逆の論理で動いているエリートスパイ達の活躍になるわけですが、基本この戦い、日本は敗戦国になってしまうという歴史を知っていますし、この敗戦というものが、まだまだ日本の外交上重荷になってしまっている事は避けられないというか、何だかなぁと思わされるものになっていますが、それは置いておいて。
そんな日本が軽視していた情報戦を唯一理解していた機関としての諜報活動、今の日本に本当に欲しいよなぁと思わずにはいられないですね。
少なくとも、積極的に他国を混乱に陥れるような破壊的な諜報活動ではなく、日本が破壊されないようにする防諜活動、これに関してはあまりにも深刻な状況なんじゃないかと思わずにはいられないですからねぇ。
恐らく、日本ほど他国のプロバガンダをプロバガンダとしてではなく、ガチなものとして振りまわされていると思いますから。
逆に日本以外の大国はプロバガンダに対して、知るかそんなもん!で放り投げ過ぎなんでしょうけど。
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