今日の読書 ドミノ倒し/貫井徳郎
田舎町の探偵に殺人事件の容疑を晴らすための調査が依頼された。
しかし、捜査を始めると本筋から外れて別の事件が絡まってきてしまって、どんどん収集がつかなくなってというお話ですね。
探偵もハードボイルドを気取ってはいるものの、実はまともな調査を経験したことがない自称探偵というのがぴったり当てはまる残念な感じであり、全体の話も基本バカ路線。
しかし、調べれば調べるほど何も解決しないまま、まさしくドミノ倒しのように倒れて行く様は、ただのバカなノリというだけでは済ませないあたりに、貫井徳郎作品らしく一筋縄ではいかない感じになっていますね。
とはいえ、貫井徳郎作品としては、ずいぶんとバカ路線の話であり、まるで息抜きとして書いたのではないかという失礼な妄想をしてしまったりしますかね。
1つ1つの事は些細な事だったのに、その些細なことが積み重なって最悪の事態を引き起こしてしまったという『乱反射』という作品を、全く逆とまではいきませんが、些細な事が凄く重たい話に繋がって行ったというのと比べると、1つのきっかけがどんどん別の事件にまで繋がってしまうという、本来ならば重たい話になりそうな形ながらも、ノリが完全にバカであるというので、真逆狙いだったのかなという印象を私がうけたとしても、それほど的外れな指摘ではないと勝手に思っておきます。
なんとなく、テレ朝の金曜深夜枠のドラマの原作としてこれを使ったらば、はまりそうと思ったりもしますが、短い作品なので1クールももたないですね。
しかし、捜査を始めると本筋から外れて別の事件が絡まってきてしまって、どんどん収集がつかなくなってというお話ですね。
探偵もハードボイルドを気取ってはいるものの、実はまともな調査を経験したことがない自称探偵というのがぴったり当てはまる残念な感じであり、全体の話も基本バカ路線。
しかし、調べれば調べるほど何も解決しないまま、まさしくドミノ倒しのように倒れて行く様は、ただのバカなノリというだけでは済ませないあたりに、貫井徳郎作品らしく一筋縄ではいかない感じになっていますね。
とはいえ、貫井徳郎作品としては、ずいぶんとバカ路線の話であり、まるで息抜きとして書いたのではないかという失礼な妄想をしてしまったりしますかね。
1つ1つの事は些細な事だったのに、その些細なことが積み重なって最悪の事態を引き起こしてしまったという『乱反射』という作品を、全く逆とまではいきませんが、些細な事が凄く重たい話に繋がって行ったというのと比べると、1つのきっかけがどんどん別の事件にまで繋がってしまうという、本来ならば重たい話になりそうな形ながらも、ノリが完全にバカであるというので、真逆狙いだったのかなという印象を私がうけたとしても、それほど的外れな指摘ではないと勝手に思っておきます。
なんとなく、テレ朝の金曜深夜枠のドラマの原作としてこれを使ったらば、はまりそうと思ったりもしますが、短い作品なので1クールももたないですね。
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