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今日の読書 永遠の仮面ライダーシリーズ 語ろう!クウガ アギト 龍騎

平成仮面ライダーシリーズ初期3作品について、それぞれの思いのたけを語らせる、基本的にはファン目線で語るものをと企画されたものになります。

とはいえ、収録されているインタビューは作り手側もしっかりと入ってきていますけれどもね。

構成は谷田俊太郎氏が1人1人にインタビューして、好きなように語ってもらう形式であり、そのメンバーは

宇多丸(ラッパー)
虚淵玄(シナリオライター)
加藤夏希(女優・モデル)
武富健治(漫画家)
切通理作(文化批評)
高寺成紀(映像プロデューサー)
井上敏樹(脚本家)

インタビューする谷田氏がガッツリと特撮オタクというわけではなく、平成仮面ライダーも時系列にしっかりと見てきたわけではないというあたりにも、面白みがあったりします。

作り手側として参加していたメンバーとして、仮面ライダー龍騎の映画版に出演した加藤夏希、クウガのチーフプロデューサーだった高寺プロデューサー、この3作品だけではなく、多くのライダーに参加している井上敏樹の話なども、興味深いものはたくさんありましたが、どうしても、タイミング的には、次の仮面ライダーであり、本日番組告知映像が解禁されて、戦国時代とフルーツ!?という、一体どうなるんだろうという鎧武のメイン脚本家である虚淵氏のインタビューですかね。

私は、虚淵氏の名前を、魔法少女まどか☆マギカで初めて知って、それでいてまどか☆マギカだけしか知らなかったりするのですが、あのアニメが龍騎の影響を受けている可能性は高いだろうなと思っていたりしたので、それだけでも興味惹かれるものがありましたね。

実際は、龍騎だけではなく初期3作品全部に何がしかの影響を受けていたり、それこそ、最近の作品ではなくなってきてしまった、作品内に潜む毒というものを強く求めていたりという事を知れた事は、鎧武という作品に何がしかの影響を与えるのではは無いかと思えたりも。

そして、同時に、このインタビュー時点では話が来ているとは明かしてはいないものの、話は来ていたという事も関係あるのかもしれないですが、アニメと特撮作品、1年スパンの朝の作品との違い、玩具に関する扱い方、スケジュールや役者の時間確保、親からのクレームなどや、視聴率などによる路線変更が行われ得る特殊性、そういった物から、難しさを強調しているのが、それまでの作り手への敬意として読めるだけではなく、ひょっとしたらば、難しいんですよとアピールしておいての自己弁護もあるのか?というのは深読みしすぎかもしれないですね。

平成ライダーも長く続いていますし、初期3作品なんて10年以上前の作品になってしまっているので、忘れている所も結構あったりしますし、過去の記憶を思い出すと同時に、今見たらばまた違った印象を受けるかもしれないなぁと思ったりはしますね。

どうでもいい事ですが、私は平成ライダーは初期3作品を踏まえて、その次の作品である555が1つの完成系を示したという自説を持っていたりはします。
語ろう!クウガ・アギト・龍騎 【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】語ろう!クウガ・アギト・龍騎 【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】
(2013/07/02)
レッカ社

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テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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