今日の読書 ライオンの棲む街~平塚おんな探偵の事件簿~/東川篤哉
東川篤哉の新シリーズもの1作目の連作短編集になります。
鯉ヶ窪学園が国分寺、謎解きはディナーのあとでが国立、魔法使いマリィシリーズが八王子と、新しいシリーズものになるたびに多摩地区、中央線を西に動いて舞台にしてきたので、新しいシリーズはいきなり平塚までとんでしまい、ちょっと残念に思ったりというのは、本音ではありますがそれはそれとして。
東川篤哉の作品の持ち味のひとつはやはりローカル小ネタをガンガン入れてくる所。
探偵事務所を舞台にしているだけあって、この作品は殺人事件がガンガン絡んでくるのですが、名探偵扱いされていようとも、スケール感が大きくなりすぎずに、ローカル色は絶対に外さないという作品姿勢はブレ無くていいですね。
決して、どれだけ金持ちが主人公だろうとも、ローカルを離れて舞台を豪華客船にするなんていう暴挙を映画オリジナルでやるなんていう事をしようとする人が仮にいるのならば、原作の良さを理解していないか、絶望的にセンスが無いかのどちらかだろうと私は思わざるをえません、そんな原作の持ち味を消すような企画をする人なんていないと思いますが、それはそれとして。
本シリーズは、27歳の女性探偵コンビが平塚でおきた難事件に絡んでくるというものですが、東川篤哉らしく、バカ炸裂なものであり野生のライオンとそれに振り回される猛獣使いという役割分担で探偵コンビというよりも、芸人コンビという方が合う感じであり、気楽に楽しめるものになっています。
小ネタとしては、『もう誘拐なんてしない』に出てきたテキヤのコンビが登場するという事や、絶対に27歳という年齢のセンスでは出てこないよねっていう偽名が出てくる当たり、作者もふざけているよねって思えて仕方が無いですね。
このシリーズもいずれ映像化なりなんなりしてもおかしくなさそうかなぁと。
鯉ヶ窪学園が国分寺、謎解きはディナーのあとでが国立、魔法使いマリィシリーズが八王子と、新しいシリーズものになるたびに多摩地区、中央線を西に動いて舞台にしてきたので、新しいシリーズはいきなり平塚までとんでしまい、ちょっと残念に思ったりというのは、本音ではありますがそれはそれとして。
東川篤哉の作品の持ち味のひとつはやはりローカル小ネタをガンガン入れてくる所。
探偵事務所を舞台にしているだけあって、この作品は殺人事件がガンガン絡んでくるのですが、名探偵扱いされていようとも、スケール感が大きくなりすぎずに、ローカル色は絶対に外さないという作品姿勢はブレ無くていいですね。
決して、どれだけ金持ちが主人公だろうとも、ローカルを離れて舞台を豪華客船にするなんていう暴挙を映画オリジナルでやるなんていう事をしようとする人が仮にいるのならば、原作の良さを理解していないか、絶望的にセンスが無いかのどちらかだろうと私は思わざるをえません、そんな原作の持ち味を消すような企画をする人なんていないと思いますが、それはそれとして。
本シリーズは、27歳の女性探偵コンビが平塚でおきた難事件に絡んでくるというものですが、東川篤哉らしく、バカ炸裂なものであり野生のライオンとそれに振り回される猛獣使いという役割分担で探偵コンビというよりも、芸人コンビという方が合う感じであり、気楽に楽しめるものになっています。
小ネタとしては、『もう誘拐なんてしない』に出てきたテキヤのコンビが登場するという事や、絶対に27歳という年齢のセンスでは出てこないよねっていう偽名が出てくる当たり、作者もふざけているよねって思えて仕方が無いですね。
このシリーズもいずれ映像化なりなんなりしてもおかしくなさそうかなぁと。
![]() | ライオンの棲む街 ~平塚おんな探偵の事件簿1~ (平塚おんな探偵の事件簿 1) (2013/08/09) 東川篤哉 商品詳細を見る |