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今日の読書 真剣 新陰流を創った漢、上泉伊勢守信綱/海道龍一朗

燃える歴史小説を読みたいなと思ったらば、とりあえず未読のものに手を出しておけば間違いないだろうというくらい、私の中では確固たる印象がある、海道龍一朗のデビュー作になります。

剣聖と称えられ、新陰流の祖となる上泉伊勢守信綱を主人公とした本小説は、剣の道を志す兵法者としての立場だけではなく、戦国武将として混戦状態の関東で回りを北条氏康、武田信玄、上杉謙信という名だたる勢力に囲まれながら、どう立ち回らなければいけないかという立場。

それから、領国を攻めとられた後、武田家の家臣にならずに、あくまでも剣士としての生き方を選び、関東を離れ西国へと旅をし、伊勢の北畠具教と出会い、そして、槍術の使い手で有名な宝蔵院胤榮と立ち会うまでを描いたもの。

信綱だけではなく、信綱が出会い影響を受ける人もまた、非常に漢を感じさせる登場人物だらけであり、すでにデビュー作の時点でかなり作風は固まっていたんだなと思えますね。

この人の書くキャラクターは、作品ごとに同じ人物の描写が変わるのではなく、ある意味では当たり前なんですが、歴史上の人物であろうとも、自分の持ちキャラという形で、作品によって都合よく変化させるのではないというのが、楽しみの1つでもあり、扱った出来事以外のものを書いて欲しいと思える部分が多くありますし、次はどういう形で登場するんだろう?という楽しみがあるので、このままこの時代関係ですでに登場させている人物でも書いて欲しいなぁと思い期待してしまうんですよね、歴史小説ってハイペースで書けるものではないのは分かっていますが。
真剣―新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱 (新潮文庫)真剣―新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱 (新潮文庫)
(2005/11/27)
海道 龍一朗

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テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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