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今日の読書 祈りの幕が下りる時/東野圭吾

本来は、それほどかっちりとしたシリーズもののキャラクターではなかった、加賀恭一郎シリーズの最新刊になります。

シリーズキャラクタ―としては、初登場の大学生時代の『卒業』は別とすれば、基本的には優秀な刑事という立ち位置を説明しなくてもすむという役割のためにシリーズキャラクタ―になったという加賀ですが、『新参者』『麒麟の翼』と下町の日本橋署に異動してからは、どんどんキャラクターとして掘り下げられてきて、本作がその流れでは一区切りとなる話になりますね。

加賀が小学生時代に、家を出て行った母親。

その家を出て行ったあとの母親の関係者が直接間接絡んできて、加賀の両親に対するものが明かされていくというのが、事件そのものの解決と二つの大きな柱になっています。

加賀恭一郎のシリーズらしく、地道な捜査から割り出されてくるものと、本格ミステリの持つ真相にたどり着くまでの論理の飛躍、ここら辺のバランスがしっかりととれているというか、過不足無い伏線を丁寧にまとめていいるなぁと思えますね。

3.11の東日本大震災以降、その影響を織り込んでくるのが多いのですが、東野圭吾は実際に起きた原発事故以前に原発事故に関する警鐘というか原発事故の影響を脅しに使ったテロを扱った『天空の蜂』を書いていたり、元々理系出身者という事もあってか、ちょいちょい原発関係のネタを挟んでくるなぁと、単純でヒステリックな反原発ではなく、原発維持のための利権というか、作業員の扱いの悪さというのが鍵の1つに入れてくる当たりはがすごくらしいなぁと。
祈りの幕が下りる時祈りの幕が下りる時
(2013/09/13)
東野 圭吾

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テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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