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今日の読書 動乱の東国史1 平将門と東国武士団/鈴木哲雄

日本の歴史の大部分は現在とは違い西日本を中心に作られてきた物になります。

その影響というわけではないのですが、西日本に縁のない私にとっては覚えづらいというか、同じ日本でありながらどうにも遠い感覚になってしまうわけで、それが私が歴史の覚えが悪い原因なのではないかと、勝手におもっているわけですが、単に物覚えが悪いだけでしょう。

しかし、全く東日本が歴史の表舞台に立つ事になるのがあまりなかったかと言うとそうでもなくて、東日本は東日本で歴史は続いているわけであり、その歴史上の出来事は単に地方での出来事というに収めるには収まりきらないものでもあるわけで、地方での出来事とそれが中央に与えた影響を通史としてまとめるというのが『動乱の東国史』というシリーズのようで、面白そうなので手にしました。

取りあげる東国とは、いわゆる坂東という現在の関東地方とほぼ同義語、現在以上に北関東の存在感というか、利根川近辺が中心地になっているというのが大きな違いと言えば違いでしょうか。

1巻目は平安後期、平将門の乱の前後から、日本史史上初めて関東が中心に躍り出る鎌倉時代の成立への動きが始まるか・・・と言うあたりまで。

平将門は怨霊であるというのを知ってから興味を持ちだしたわけで、どうにも、いわゆる歴史の授業的な知識は持ち合わせていないですし、それほどガッツリとやった印象が無いのですが、合戦とかそういものは本当に結果だけしかやらないのが、いわゆる義務教育での教科書的な扱いでしょうから、単純に私が覚えていないだけでは無いとは思うのですが。

とりあえず、この時期平家、源氏、藤原氏だらけで、名前も似たようなものだらけで覚えるのだけで大変。

しかも、同族で戦っていたりもあって、ややこしいいのですが桓武平氏にしろ清和源氏にしろこのあと戦国時代に続いて行く感が出てきているのは面白く読めますね。

当時の自然環境や中央政府との温度差などなど、関東ならではのこの時代の歴史を掴み直す事ができる形にまとめられていると思います、なにせ、私の知識が足りないので、そのまま丸飲みするしかできなくて、突っ込むべき個所があるのかどうかも分からないんですよね、本当に無知って困るなぁと。


1 坂東の歴史風景 古代から中世へ
2 平将門の乱
3 新皇将門の敗北
4 勝者たちの歴史 将門以後
5 奥羽の地域社会と前九年・語三年合戦
6 東国武士団と保元・平治の乱 
平将門と東国武士団 (動乱の東国史)平将門と東国武士団 (動乱の東国史)
(2012/08/23)
鈴木 哲雄

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テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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