今日の読書 キャリア警部道定聡の苦悩/五十嵐貴久
東京大学を卒業しキャリアの道を華々しく歩くつもりだったが、それに失敗した160センチ75キロで頭髪は25歳ながら年齢以上に後退している新米刑事の道定聡と、175センチの長身でモデルとグラビアアイドルのいいところどりをしたようなスタイルと美貌を兼ね備えながら、いい加減でやる気が無くて性格が悪い山口ヒカルのコンビが難事件を解決するというタイプのミステリー小説になります。
刑事を主人公にした連作短編という事で、基本構図はシンプルでオーソドックスな推理小説になるわけですが、それを全くかみ合わないコンビが解決するという、キャラクター優先でバカ路線になりますね。
出身大学やらキャリアという所は感情移入しにくいですが、それ以外は比較的私が感情移入しやすい主人公ですので、気楽に楽しめましたね。
そして、シリーズ化して何冊かたまったらば、ドラマ原作に使われそうだなぁという印象を持ちやすいものになっていると。
問題は、表面だけ使って原作とは似ても似つかないキャスティングを、今のテレビ制作陣というか、大人の事情でやりそうという事だけが問題というか、そのせいで原作の面白さを伝えきれないものが作られそうとか、そういう余計な心配が出てくる所ですね。
そういう余計な心配は横において、本当に気楽に、バカだねぇと楽しむ事ができるので、シリーズ化するならばコンスタントに出してくれると嬉しいなと。
刑事を主人公にした連作短編という事で、基本構図はシンプルでオーソドックスな推理小説になるわけですが、それを全くかみ合わないコンビが解決するという、キャラクター優先でバカ路線になりますね。
出身大学やらキャリアという所は感情移入しにくいですが、それ以外は比較的私が感情移入しやすい主人公ですので、気楽に楽しめましたね。
そして、シリーズ化して何冊かたまったらば、ドラマ原作に使われそうだなぁという印象を持ちやすいものになっていると。
問題は、表面だけ使って原作とは似ても似つかないキャスティングを、今のテレビ制作陣というか、大人の事情でやりそうという事だけが問題というか、そのせいで原作の面白さを伝えきれないものが作られそうとか、そういう余計な心配が出てくる所ですね。
そういう余計な心配は横において、本当に気楽に、バカだねぇと楽しむ事ができるので、シリーズ化するならばコンスタントに出してくれると嬉しいなと。
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