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今日の読書 神の時空 鎌倉の地龍/高田崇史

QEDシリーズ、カンナシリーズと歴史の謎、特に怨霊という所に力点を置いた隠された側の歴史の謎を扱ったミステリーのシリーズを完結させた高田崇史の、新シリーズ第1作目になります。

『QED~ventus~鎌倉の闇』『カンナ 鎌倉の血陣』と鎌倉についてはすでに扱われていて、鎌倉時代というのが非常に血腥い時代、源平合戦という華やかな勝者のはずの源氏が初代鎌倉幕府将軍の源頼朝からわずか3代で源氏が統治する時代が終わってしまったりと、むしろ源氏の世の中になったと思われてからの方が陰惨になっているというのを、ネタとして扱ってきましたが、今作は今まで以上に源氏3代に力点を置き、怨霊という所に力点を置きまくった作品になっています。

QEDシリーズでは歴史の謎についての考察と現実の事件との関連と両面が絡んでくるという、歴史ミステリーの基本系というとおかしいですが、比較的オーソドックスなものででした(シリーズが進めば進むほど現実の事件はないがしろになりますが)

カンナシリーズは神社を営む忍者の末裔が、社殿から盗まれた品を探すという事を一番の目的にしながら、歴史の謎が絡んでくる場所に出向いて、歴史の謎と盗品探しというのを同時進行でやるという形のものになっていました。

このシリーズは、シリーズ名としてどうなるのかまだ分からないんですが、霊感の強い家筋の兄妹を軸に、身に降りかかってきた事件の解決を、歴史の謎、怨霊の謎を解くことによってなんとかしようとするという流れのものですね。

カンナで忍者の末裔というものを使ったあと、このシリーズは霊感が鍵になるものにして、今まで以上に怨霊をメインに幽霊だの妖怪だの、いわゆる人でなしのものを扱うのを表に出していますね。

現代を舞台にしていますが、ミステリー色よりも、伝奇小説的な色を強くするのかという仕掛けが読み進めて分かりました。

このシリーズが最終的にどれくらいの長さのシリーズとして考えられているのか知りませんが、次の作品の出発点というか、主人公たちのやるべき事というのは、はっきりした形で今作は幕引きになっていますね、気になるので早いペースで執筆してもらうと助かるんですが、高田崇史は安定して進めてくれる作家さんなので、安心は出来ますね。
神の時空 ―鎌倉の地龍― (講談社ノベルス)神の時空 ―鎌倉の地龍― (講談社ノベルス)
(2014/03/06)
高田 崇史

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テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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