今日の読書 カレイドスコープの箱庭/海道尊
海堂尊の医療問題啓蒙小説群というか、Ai普及小説群というか、その一連の中で中心となるのが、チームバチスタから始まった田口と白鳥のコンビがメインのシリーズ。
『ケルベロスの肖像』で区切りになりましたが、元々スピンオフ作品になると時系列順に発表されているわけではなく、過去だけではなく未来についても既に書かれていて、シリーズが終わったからと言ってその先についてもすでに言及されていたりするので、間を埋めるものはいくらでもできると。
一区切り以降の後日談な中編と、『ジェネラルルージュの伝説』以来の全体の相関図や全登場人物リストや用語解説をまとめたデータ集の2本立てになっています。
表題作の中編は、これはこれだけでスピンオフの扱いではなく別にシリーズ扱いしても構わないかなと思えるもの、短い分だけシンプルな話ですが、田口がAiに関する国際会議を任されるというのと、内部告発による医療ミス問題の調査という2つの無茶ぶりをされて、それを何とかするという、ある意味お約束な流れ。
確実に現実の医療崩壊という問題点に力点は置かれているのは、そういう面を流布しようという作者の狙いそのものでしょうね。
データ集は一連の作品の時系列と、主要登場人物のおさらいが本当に助かりますね。
登場頻度が高いキャラであるとか、登場頻度は高くは無いけれども濃いキャラとかですと、名前だけですぐに思いだすのですが、そうではないと、いろいろと近況説明やら何やらしていく間にようやく思い出すというので、何に登場したキャラだったかなど一覧になっていると、いいおさらいになったなと思えますね。
全登場人物リストはやりすぎに思えましたけれどもね(笑)
作品の発表が時系列ではなくスピンオフだらけにして同じ世界感でまとめていると、一連の作品内用語解説と、作品に関連する医療用語解説は重宝するというか、いい加減覚えきれないだけなんですよね、だいぶ記憶が蘇ってきてすっきりできました。
『ケルベロスの肖像』で区切りになりましたが、元々スピンオフ作品になると時系列順に発表されているわけではなく、過去だけではなく未来についても既に書かれていて、シリーズが終わったからと言ってその先についてもすでに言及されていたりするので、間を埋めるものはいくらでもできると。
一区切り以降の後日談な中編と、『ジェネラルルージュの伝説』以来の全体の相関図や全登場人物リストや用語解説をまとめたデータ集の2本立てになっています。
表題作の中編は、これはこれだけでスピンオフの扱いではなく別にシリーズ扱いしても構わないかなと思えるもの、短い分だけシンプルな話ですが、田口がAiに関する国際会議を任されるというのと、内部告発による医療ミス問題の調査という2つの無茶ぶりをされて、それを何とかするという、ある意味お約束な流れ。
確実に現実の医療崩壊という問題点に力点は置かれているのは、そういう面を流布しようという作者の狙いそのものでしょうね。
データ集は一連の作品の時系列と、主要登場人物のおさらいが本当に助かりますね。
登場頻度が高いキャラであるとか、登場頻度は高くは無いけれども濃いキャラとかですと、名前だけですぐに思いだすのですが、そうではないと、いろいろと近況説明やら何やらしていく間にようやく思い出すというので、何に登場したキャラだったかなど一覧になっていると、いいおさらいになったなと思えますね。
全登場人物リストはやりすぎに思えましたけれどもね(笑)
作品の発表が時系列ではなくスピンオフだらけにして同じ世界感でまとめていると、一連の作品内用語解説と、作品に関連する医療用語解説は重宝するというか、いい加減覚えきれないだけなんですよね、だいぶ記憶が蘇ってきてすっきりできました。
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