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今日の読書 動乱の東国史2 東国武士団と鎌倉幕府/高橋一樹

日本の中でも東国、いわゆる関東地方を中心とした歴史を動乱という非日常をメインに、非日常と日常との関わりから読み解こうと言うシリーズ、今回はいわゆる源平合戦といわれる流れから鎌倉幕府が成立し、基本的に落ちつくまでになります。

私は歴史に興味はあっても詳しくは無い知性の持ち主なので、知っている事としても基本ぼんやりとしたイメージだけだったりするのですが、鎌倉幕府については、日本史上初の東日本が歴史の中心地になるという意味では興味を持っていたりするのですが、それでも基本ぼんやりとしたものでしかなく、歴史小説を読むにしても、主人公候補が山ほどいる戦国時代や幕末と比べて、どうしても主人公候補が少ないこの時代は、頻繁に手を出すことにもならず、なおさらイメージすら限られたものになったりします。

という事で、本書は一般的に見られている源平合戦が言われているほど源平合戦じゃないよねとか、東国武士団といっても言うほど一体感のある物では無いよねというあたりに力点を置き、じゃあ言われているほど東国武士団が一体感があるものではないと証明する方法って何だろうとした時に、当時の日本の中心地であった京都、日本の政治の中心だった公家との関わり方などに着目し、交通網や情報網からそれぞれどういう感じで動いていたのか、陸路の使い方や時間のかかり方から調べていきましょうという感じになっていますね。

着目点など読んでいて面白いのですが、いかんせん読み手の私が前知識が薄いので、そういう解釈の仕方もあるんだ!というような驚きが無いのが残念でしょうか。

また、合戦そのものの分析という所にも力点が置かれていなかったり、源平合戦という意味では最終的に平家滅亡に追い込んだのは東国でもなんでもないので、結果のみという事なので、合戦分析というものを期待していると、肩すかしになりますね、誰がどう活躍したかというものではなく、誰がどう関わって、その結果どう得をしたかとか損をしたかというものばかりで、やや陰謀めいた血腥いものもとりたてて力点は置かれていないので、素人が読んでいると残念に思うのも仕方が無いかなと。

ただ、前知識が無いなりに読みとおして見ると得るものはあると信じたいというのが本音で、前知識が薄いと理解しきれない類のものだなと。


1 治承の挙兵
 1 中世東国へのまなざし
 2 東西交通の展開
 3 三つの挙兵
 コラム 頼朝の伝説と史跡

2 天下三分の克服
 1 ひろがる戦火
 2 反乱軍の拡張
 3 東山道をめぐる対決
 4 京都での抗争
 コラム 斎藤実盛の子孫たち

3 東国の軍事制圧
 1 南関東から北陸へ
 2 源平合戦
 3 奥州への道
 4 奥羽合戦
 コラム 板額御前の半生

4 東国のかたち
 1 鎌倉からのびる道
 2 北条氏の成長
 3 承久の乱
 4 執権政治
 コラム 東国に残る運慶作のブランド仏
東国武士団と鎌倉幕府 (動乱の東国史)東国武士団と鎌倉幕府 (動乱の東国史)
(2013/02/18)
高橋 一樹

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