今日の読書 ラン迷宮/二階堂黎人
二階堂黎人のシリーズ探偵である二階堂蘭子シリーズの3冊目の短編集になります。
魔王ラビリンスとの対決シリーズが完結し、その完結と共に二階堂蘭子がヨーロッパから変化をもって帰還したというところから、新たな展開を感じさせたところで、短編集というのはワンクッション的な意味合いもあるのかなと思いますね。
個人的に、魔王ラビリンスとの対決が散々広げた風呂敷を畳みきれなかったというか、探偵ものとしてすっきりと解決させなかった感が強く感じた物になってしまい残念だっただけに、魔王ラビリンス縛りが無くなる事で今後のシリーズに期待したいなぁと思っているだけに、幸先は悪くは無いかなと思えるものになっていますね。
短編集とはいえ実際には中編と言える長さの物2作品に、おまけ的な短編の中でも短めの短編1作の構成のなか、1作目は『密室殺人大百科』というアンソロジー集に入っていたもので、蘭子がヨーロッパに旅立つ前の作品となりますし、それこそ過去に読んだ事のあるものだったので(ぼんやりと、そういや読んだ事あるかもしれないなぁくらいの記憶しかなかったので、あまり問題なかったんですが)今後長編になった時にどうなるのか、まだ分からないんですけれどもね。
二階堂蘭子シリーズは、怪奇趣味や仰々しいいかにもな古典作品を狙って書かれるシリーズだけに、やり過ぎるとちょっとなぁと思えるものになったり、長編が本当に長くなってしまったりと、匙加減が難しいと思ったりするもので、特に魔王ラビリンスシリーズがシリーズが進むにつれて、やり過ぎ感が悪い方に目立ってしまったものの、まだ、いかにもな探偵ものシリーズとして期待はしているので、なんとかなってくれると良いなぁと。
ただ、本拠地が軽井沢に移動してしまったので、もともとこのシリーズに興味を持った国立市を中心とした多摩地区関係の話は無くなっていくんだろうなぁとは思い、そこが一番残念かもしれないと。
魔王ラビリンスとの対決シリーズが完結し、その完結と共に二階堂蘭子がヨーロッパから変化をもって帰還したというところから、新たな展開を感じさせたところで、短編集というのはワンクッション的な意味合いもあるのかなと思いますね。
個人的に、魔王ラビリンスとの対決が散々広げた風呂敷を畳みきれなかったというか、探偵ものとしてすっきりと解決させなかった感が強く感じた物になってしまい残念だっただけに、魔王ラビリンス縛りが無くなる事で今後のシリーズに期待したいなぁと思っているだけに、幸先は悪くは無いかなと思えるものになっていますね。
短編集とはいえ実際には中編と言える長さの物2作品に、おまけ的な短編の中でも短めの短編1作の構成のなか、1作目は『密室殺人大百科』というアンソロジー集に入っていたもので、蘭子がヨーロッパに旅立つ前の作品となりますし、それこそ過去に読んだ事のあるものだったので(ぼんやりと、そういや読んだ事あるかもしれないなぁくらいの記憶しかなかったので、あまり問題なかったんですが)今後長編になった時にどうなるのか、まだ分からないんですけれどもね。
二階堂蘭子シリーズは、怪奇趣味や仰々しいいかにもな古典作品を狙って書かれるシリーズだけに、やり過ぎるとちょっとなぁと思えるものになったり、長編が本当に長くなってしまったりと、匙加減が難しいと思ったりするもので、特に魔王ラビリンスシリーズがシリーズが進むにつれて、やり過ぎ感が悪い方に目立ってしまったものの、まだ、いかにもな探偵ものシリーズとして期待はしているので、なんとかなってくれると良いなぁと。
ただ、本拠地が軽井沢に移動してしまったので、もともとこのシリーズに興味を持った国立市を中心とした多摩地区関係の話は無くなっていくんだろうなぁとは思い、そこが一番残念かもしれないと。
![]() | ラン迷宮 二階堂蘭子探偵集 (講談社ノベルス) (2014/04/03) 二階堂 黎人 商品詳細を見る |