今日の読書 桜ほうさら/宮部みゆき
上総の国の小藩で、父親が賄賂を受け取ったという濡れ衣をかけられ自刃する羽目になりお家断絶になった次男が江戸にやってきて、父親の汚名をそそぐためにその手掛かりを探すという、時代小説のミステリーになります。
父親の汚名を晴らす武士と言う事になりますが、主人公は剣士としての腕は頼りなく、人がよく手先が器用で、日々の生計を写本で賄うという完全に文系。
江戸での日々を暮らす中、父親の事件について調べるだけではなく、その他いろいろと事件に巻き込まれながらという形で進む、連作短編型長編というのは、宮部みゆきの時代物では定番でもありますかね。
結構重たいものを背負っていながら、日々の長屋生活はいわゆる人情ものといった風情もあり、それでもやっぱり背負っているものは重たかったという、かなり詰め込まれていますが、詰め込み方や振れ幅を違和感なくまとめ上げて、連作短編型長編らしく小出しにされていた伏線を最後に一気にまとめてくるあたり宮部みゆき作品らしいなと思えますね。
でもって、今年の正月にドラマ化されていたらしいんですが、これを連続ドラマではなく1回のスペシャルで済ませるって、原作の無駄使いになるんじゃないのか?っていう疑問が残るのですが、未見なのでどうなのかは分かりません。
父親の汚名を晴らす武士と言う事になりますが、主人公は剣士としての腕は頼りなく、人がよく手先が器用で、日々の生計を写本で賄うという完全に文系。
江戸での日々を暮らす中、父親の事件について調べるだけではなく、その他いろいろと事件に巻き込まれながらという形で進む、連作短編型長編というのは、宮部みゆきの時代物では定番でもありますかね。
結構重たいものを背負っていながら、日々の長屋生活はいわゆる人情ものといった風情もあり、それでもやっぱり背負っているものは重たかったという、かなり詰め込まれていますが、詰め込み方や振れ幅を違和感なくまとめ上げて、連作短編型長編らしく小出しにされていた伏線を最後に一気にまとめてくるあたり宮部みゆき作品らしいなと思えますね。
でもって、今年の正月にドラマ化されていたらしいんですが、これを連続ドラマではなく1回のスペシャルで済ませるって、原作の無駄使いになるんじゃないのか?っていう疑問が残るのですが、未見なのでどうなのかは分かりません。
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