今日の読書 忘れ物が届きます/大崎梢
過去に起きた事件という名の忘れ物、未解決な部分が残っていながら、なんとなく結論付けられ決着がついた風になっているものの、どこかすっきりしない、そんな事件を思い出して、あれは一体何だったんだろう?というように振り返る、または振り返させられる、そんな括りでまとめられた短編集。
リアルタイムではないからこそ、気になるちょっとした、またはちょっとしない殺人事件レベルのものまで、それぞれの謎に込められた想いが強まっている形にまとめられています。
それぞれに込められた想い、謎になってしまったものは多くは悪意の集約ではなく、悪意にさらされたものの、ささやかな抵抗という形にまとめられている物が多く、後味の良いものが多いですね。
ミステリー、特に事件が絡む形のミステリーは、読後に嫌な気分を背負わされてしまうものもあったりはするのですが、嫌な気分になる事件はあるものの、何かしら救いを感じるものばかりであり、読む時期や読むタイミングを選ばない類の、安心して読める、それでいて細かい仕掛けに凝っている作品ですね。
リアルタイムではないからこそ、気になるちょっとした、またはちょっとしない殺人事件レベルのものまで、それぞれの謎に込められた想いが強まっている形にまとめられています。
それぞれに込められた想い、謎になってしまったものは多くは悪意の集約ではなく、悪意にさらされたものの、ささやかな抵抗という形にまとめられている物が多く、後味の良いものが多いですね。
ミステリー、特に事件が絡む形のミステリーは、読後に嫌な気分を背負わされてしまうものもあったりはするのですが、嫌な気分になる事件はあるものの、何かしら救いを感じるものばかりであり、読む時期や読むタイミングを選ばない類の、安心して読める、それでいて細かい仕掛けに凝っている作品ですね。
![]() | 忘れ物が届きます (2014/04/18) 大崎 梢 商品詳細を見る |