今日の読書 消えた少女 吉祥寺探偵物語/五十嵐貴久
三十後半の子持ちでバツイチのコンビニバイト、元銀行員ながらも離婚を機に気ままなバイト生活をするようになり、吉祥寺の夜の街ではちょっとした有名人になったところ、猫探しの依頼を成功させたことをきっかけに、行方不明の少女を探す事になるというお話です。
探偵とタイトルについていますが、探偵を掲げているわけではなく、行きがかり上探偵っぽい事をする羽目になったというだけ、ただし子を持つ親として行方不明の少女を放っておけないという気持ちから、最初は乗り気ではなかったものの、しっかりと真相究明しようとするという流れになりますね。
吉祥寺が舞台という事で、何度も何度も住みたい街ナンバーワンという言葉が出てくるあたり、出過ぎてネタと化しているなぁと思わずにはいられないですし、五十嵐貴久の作品は何気に多摩地区を舞台にする事が多くてありがたいと思ったり。
気楽に読めるミステリーかと思いったらば、単にそれだけではない仕掛けがあり驚かされました。
一見シンプルなお話に思えただけ、そのシンプルさが実はミスリードになっていたんだなと、探偵役の一人称視点だからこそのミスリードでもあったりはしましたが、いわゆる本格ミステリー系のものを読む事が多いと、探偵の一人称視点で進む物語は比較的少ないので、私が単に慣れていなかったからこそ、仕掛けに良いように驚かされたというのはあるかもしれないですね。
探偵とタイトルについていますが、探偵を掲げているわけではなく、行きがかり上探偵っぽい事をする羽目になったというだけ、ただし子を持つ親として行方不明の少女を放っておけないという気持ちから、最初は乗り気ではなかったものの、しっかりと真相究明しようとするという流れになりますね。
吉祥寺が舞台という事で、何度も何度も住みたい街ナンバーワンという言葉が出てくるあたり、出過ぎてネタと化しているなぁと思わずにはいられないですし、五十嵐貴久の作品は何気に多摩地区を舞台にする事が多くてありがたいと思ったり。
気楽に読めるミステリーかと思いったらば、単にそれだけではない仕掛けがあり驚かされました。
一見シンプルなお話に思えただけ、そのシンプルさが実はミスリードになっていたんだなと、探偵役の一人称視点だからこそのミスリードでもあったりはしましたが、いわゆる本格ミステリー系のものを読む事が多いと、探偵の一人称視点で進む物語は比較的少ないので、私が単に慣れていなかったからこそ、仕掛けに良いように驚かされたというのはあるかもしれないですね。
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