今日のメタル回帰 INFERNO/MARTY FREIEDMAN
すっかり日本のお茶の間に定着し、日本人以上に日本の音楽シーンを高評価していて、それって営業用なんじゃないかと思ってしまったりするメタルギタリストのマーティ・フリードマンの日本向け以外からの依頼によって作られたマーティーのがっつりとしたメタルのアルバムになっています。
日本で仕事をしているマーティは必ずしもメタルど真ん中な事ばかりではなく、むしろ日本人にとっては当たり前になってしまって鈍感になってしまっている、ある種の節操のないミクスチャー力というか、良いと思う音楽要素ならば、どんどん取り入れていけばいいじゃないかとする力、趣味や人種ごとになんだかんだとカテゴライズされていて、そのカテゴライズの越えられない壁というものに対して、欧米の音楽シーンの限界とは逆にその壁の無い日本に刺激を求めている仕事をしているので、日本国内ではその化学反応を楽しむ土壌があるのですが、逆にそのせいで既存の日本国外のマーティのファンをないがしろにする結果になってしまい、日本向けだけではなくアメリカ、ヨーロッパのメタルファン向けの作品を作って欲しいと依頼されて作ったのが今回のアルバムという事になるとインタビューでは答えていますね。
そういう依頼が来たからには、中途半端なものを作ってはいられないと力を入れて、日本で受けたインスピレーションも入れて入るんでしょうが、いわゆるJ-POP的な要素はすっかりと隠してというか、そういうのをやるのならばカバー集のTOKYO JUKEBOXのシリーズでやればいいとばかりに、がっつりとヘビーメタルなアルバムですね。
まぁ日本での影響というと、アルバム1曲目のINFERNOのPVが日本の深夜番組が元ネタという分かりやすいものをやっていますけれどもね、実際PVを撮った監督に参考に観るようにと言ったらば、なかなか理解されなかったらしいですが(笑)
2曲目のRESINもど頭でベタにドラマチックなヘヴィーメタル、スラッシュメタルの王道とも思えるものをぶつけてきたなぁと思えるもので、曲の終わり方が唐突なのがある意味つぎへのふり
3曲目のWICKED PANACEAという曲はゲストにメタル・フラメンコというジャンルのRODORIGO Y GABRIELAをゲストに招いての変化球がくるのですが、2曲目3曲目繋がりがここは絶対に通しで聴け!と言っている感じがして、アルバムを通しで聴くという文化が廃れていっているらしい昨今の状況に対する抵抗なのではないかと勝手に思ったりします。
6曲目のMEAT HOOKという曲は出だしがこれぞスラッシュメタルというリフで始まるのですが、どこに向かっているんだという激しく変化する展開が、不安定な気持ちにされる心地よさという変な感情にさせられてお気に入りだったりします。
9曲目のLYCANTHROPEはDANKO JONESとCHILDREN OF BODOMのALEXI LAIHOの2人のゲストを迎えてのやりたい放題に攻撃的なデスメタル扱いで良いんですかね、それでもなんだかんだでマーティのアルバムだから当たり前なんでしょうが、マーティらしい曲だよなぁと。
11曲目のHORRORSはかつての相方で現在は長らくの闘病生活を送っているJASON BECKERとの共作となりますが、Cacophony時代を知っている人は知らない私よりも感慨深いものがあるんじゃないかと思ったりします。
日本の一般向けではなく、海外のメタル好きに求められているものとしてマーティらしい作品になっているなぁと思える1枚ですね、日本向けのDVD特典のインタビューを欲しがる海外のファンとかいそうですが、日本語で受け答えしていますからねぇ(笑)
日本で仕事をしているマーティは必ずしもメタルど真ん中な事ばかりではなく、むしろ日本人にとっては当たり前になってしまって鈍感になってしまっている、ある種の節操のないミクスチャー力というか、良いと思う音楽要素ならば、どんどん取り入れていけばいいじゃないかとする力、趣味や人種ごとになんだかんだとカテゴライズされていて、そのカテゴライズの越えられない壁というものに対して、欧米の音楽シーンの限界とは逆にその壁の無い日本に刺激を求めている仕事をしているので、日本国内ではその化学反応を楽しむ土壌があるのですが、逆にそのせいで既存の日本国外のマーティのファンをないがしろにする結果になってしまい、日本向けだけではなくアメリカ、ヨーロッパのメタルファン向けの作品を作って欲しいと依頼されて作ったのが今回のアルバムという事になるとインタビューでは答えていますね。
そういう依頼が来たからには、中途半端なものを作ってはいられないと力を入れて、日本で受けたインスピレーションも入れて入るんでしょうが、いわゆるJ-POP的な要素はすっかりと隠してというか、そういうのをやるのならばカバー集のTOKYO JUKEBOXのシリーズでやればいいとばかりに、がっつりとヘビーメタルなアルバムですね。
まぁ日本での影響というと、アルバム1曲目のINFERNOのPVが日本の深夜番組が元ネタという分かりやすいものをやっていますけれどもね、実際PVを撮った監督に参考に観るようにと言ったらば、なかなか理解されなかったらしいですが(笑)
2曲目のRESINもど頭でベタにドラマチックなヘヴィーメタル、スラッシュメタルの王道とも思えるものをぶつけてきたなぁと思えるもので、曲の終わり方が唐突なのがある意味つぎへのふり
3曲目のWICKED PANACEAという曲はゲストにメタル・フラメンコというジャンルのRODORIGO Y GABRIELAをゲストに招いての変化球がくるのですが、2曲目3曲目繋がりがここは絶対に通しで聴け!と言っている感じがして、アルバムを通しで聴くという文化が廃れていっているらしい昨今の状況に対する抵抗なのではないかと勝手に思ったりします。
6曲目のMEAT HOOKという曲は出だしがこれぞスラッシュメタルというリフで始まるのですが、どこに向かっているんだという激しく変化する展開が、不安定な気持ちにされる心地よさという変な感情にさせられてお気に入りだったりします。
9曲目のLYCANTHROPEはDANKO JONESとCHILDREN OF BODOMのALEXI LAIHOの2人のゲストを迎えてのやりたい放題に攻撃的なデスメタル扱いで良いんですかね、それでもなんだかんだでマーティのアルバムだから当たり前なんでしょうが、マーティらしい曲だよなぁと。
11曲目のHORRORSはかつての相方で現在は長らくの闘病生活を送っているJASON BECKERとの共作となりますが、Cacophony時代を知っている人は知らない私よりも感慨深いものがあるんじゃないかと思ったりします。
日本の一般向けではなく、海外のメタル好きに求められているものとしてマーティらしい作品になっているなぁと思える1枚ですね、日本向けのDVD特典のインタビューを欲しがる海外のファンとかいそうですが、日本語で受け答えしていますからねぇ(笑)
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