地下室で手記 2014年10月13日

今日のBlu-ray観賞　宇宙刑事シャリバン　NEXT GENERATION

２０１２年に宇宙刑事ギャバンTHE MOVIEで宇宙刑事シリーズで、ギャバン、シャリバン、シャイダーそれぞれ２代目に引き継がれたわけですが、シャリバンとシャイダーの２人は顔見せ程度の出番であり、それぞれどういうキャラクターなのかほぼ表に出ないままでして、それぞれ続編が出来るのではないかと希望的憶測だけあった状態から、シャリバンとシャイダーも目出度くＶシネが作られる事になりましたと。

本作のシャリバンと自作のシャイダーはそれぞれが独立した話ながらも、２作で繋がるような形の構成になっていて、仮面ライダーＭＯＶＩＥ大戦っぽい感じになるようですね、シャイダーを見終わらないと繋がり方がどういう風になるのかまでは分かりませんが。

本作は基本的なストーリーは１時間という尺というのもあり、ある程度シンプルなものであり、その中に２代目シャリバンの日向快とその幼なじみで同じく宇宙刑事のセイギが初代シャリバンである伊賀電が復興させたイガ星人であるという、シャリバンだからこその引き継ぎがあったりと、旧作ファンが楽しめるような形になっています。

それ以上に監督が坂本浩一監督という事で、監督らしい趣味と実益を兼ね備えた作りが、テレビ放送や映画公開作品ではなくＶシネという事でより前面に出ていますね。

激しいアクションの連続と、そこまでやるのという血糊の多さと、完全に趣味とも言える太ももを強調した女性陣のアクションへの力の入りように、特撮ヒーロー経験者特撮作品経験者の大量起用(笑)

映画のギャバンも楽しめましたが、全体的に映画公開という事で、いろいろと変な力の入り方も感じてしまったのですが、シャリバンはそこら辺ある意味ふっ切って宇宙刑事シリーズを視聴者として好きだった人間がその好きな思いを前のめりにして作った感じで、もっと素直に楽しめましたね。

予想していた以上に、男臭い感じになっていますが、今の時代ではいわゆるテレビ放送されるドラマって男臭い感じのものってなかなかありつけないので、そういう作品に飢えている人にも楽しめるのではないかとは思います。

まぁ基本的にこの作品を見ようと思う視聴者のほとんどは基本的に特撮好きでしょうから現在のテレビドラマ事情云々はあまり関係ないとは思いますが。

それでもって、本編も楽しめたのですが、それ以上にオーディオコメンタリーがバカすぎて面白かったですね。

坂本監督と、ギャバンの石垣祐磨、シャリバンの三浦力、シャイダーの岩永洋昭の４人で話しているんですが、作品についての話よりも裏話ばかりというか、坂本監督の女性キャストの撮影の力の入れようとかばかり話していて、頭に残るのは桃瀬美咲が可愛いと矢吹春奈がセクシーとかそんなんばっか(笑)

まぁ、野郎が４人で自由に話をさせれば、そういう方向に盛り上がるのは仕方が無いですし、監督が監督ですからそうならない方がおかしいですよね。