今日の読書 帝都探偵 謎解け乙女/伽古屋圭市
大正時代の帝都を舞台に、女学生がシャーロック・ホームズに憧れた女学生がいきなり名探偵になると宣言して始まる、時代小説のミステリーになります。
名探偵になると宣言したものの、ホームズを読んだだけという根拠の女学生が簡単に名探偵になる事が出来るわけでもなく、お抱え俥夫と一緒に何となく解決していくという連作短編型長編という形のものですね。
久しぶりに連作短編型長編らしい作品にあたったかなと思えました、なんとなく連作短編にして最期の話で上手く区切りがつくという感じのものは結構最近当たってきましたが、最後になって単なる区切り以上のものが提示されるという体裁のものは、一時ほど流行らなくなってきたというか、結構構造上面倒ではあるので量産されるものでもないという事なのでしょうか、目にする機会が減ってきたと思っていたので、すごく久しぶりに連作短編型長編のミステリーらしい仕掛けに出会えたなと喜べる作品でした。
というか、ラストになるまでは、ミステリーとしては緩めというか、深夜アニメの原作に使われそうという印象ばかりが強かっただけに、余計にミステリーとしてのギャップを感じましたね。
名探偵になると宣言したものの、ホームズを読んだだけという根拠の女学生が簡単に名探偵になる事が出来るわけでもなく、お抱え俥夫と一緒に何となく解決していくという連作短編型長編という形のものですね。
久しぶりに連作短編型長編らしい作品にあたったかなと思えました、なんとなく連作短編にして最期の話で上手く区切りがつくという感じのものは結構最近当たってきましたが、最後になって単なる区切り以上のものが提示されるという体裁のものは、一時ほど流行らなくなってきたというか、結構構造上面倒ではあるので量産されるものでもないという事なのでしょうか、目にする機会が減ってきたと思っていたので、すごく久しぶりに連作短編型長編のミステリーらしい仕掛けに出会えたなと喜べる作品でした。
というか、ラストになるまでは、ミステリーとしては緩めというか、深夜アニメの原作に使われそうという印象ばかりが強かっただけに、余計にミステリーとしてのギャップを感じましたね。
![]() | 帝都探偵 謎解け乙女 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) (2013/12/05) 伽古屋 圭市 商品詳細を見る |