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今日の炎 WORLD ON FIRE/SLASH FEATURING MYLES KENNEDY and THE CONSPIRATORS

元Guns N' RosesやVelvet Revolverのギタリストであるスラッシュのソロ名義扱いでは3作目、ソロプロジェクトとしてマイルス・ケネディをヴォーカルに固定してからは2年ぶり2作目のアルバムになります。

今作はレコーディングにアナログ機材を使ったりと、ロックの原点回帰というか、ミュージシャンとして活動し始めた頃の原点回帰狙いで、ガッツリと作り込む事を狙いと言うよりもアナログだからこその勢い重視という感じにしていこうというものになっていて、実際に、ガンズの全盛時というか、80年代後半から90年代初頭の頃の古き良き勢いがあり、派手でけばけばしいアメリカン・ハードロックという出来になっていますね。

アルバム構成としては、それでも緩急を気にしているのかアップテンポな曲と抑えた曲が交互に来るような形になっています。

個人的には緩急の急の方に惹かれる曲が多く

元々アルバムに入る前から知っていてアルバムタイトルにもなっている1曲目のWORLD ON FIREがあいさつ代わりになっているなと思えますね。


3曲目のAUTOMATIC OVERDRIVEもイントロから、あの頃のアメリカン・ハードロック感満載ですし


5曲目も抑え目の入りから、ベタすぎるほどベタなリフ全開


8曲目のTOO FAR GONEは本作のミドルテンポな曲の中で一番心地よく感じる曲。


10曲目のWITHERED DELILAHはサビのメロディでちょいとニルヴァーナが頭をよぎりましたが、そういうのも含めて、あの時代のアメリカン・ハードロック感


11曲目のBATTLEGROUNDはアルバムのラストを飾りそうな曲、仮に曲数を気にしていなければ、これでおしまいと言われて何の違和感もないというか、そのための曲にしか思えなくなってしまうんですよね。


15曲目のTHE DISSIDENTはアコースティックで始まってから、一転してド直球のロックンロールに変わり、ついには一緒にウォウウォウ叫びたくなる曲で、これはライブで客を煽るためのものだなと分かりやすくて好きですね。


全体的に、懐古趣味と言えば懐古趣味と言えなくもないかもしれないですし、伝統芸能と言えば伝統芸能となっているかもしれない、でも、スラッシュに望む物というか、変わらずにやり続けて欲しいものってこういう感じだよねというアルバムですね。

ただ、聞きごたえはありますが、17曲で70分オーバーのアルバムって長くてきちんと1曲1曲を把握出来なくなってしまうんですよね、まぁ単に私の記憶力が弱くなっているだけでもありますが。

で、アルバムメイキングのDVDもあるのですが、とにかく狙って原点回帰な制作スタイルを楽しんでいる感がありありでしたね、そういう所を使っているんだろうというのはあるにせよ。
ワールド・オン・ファイアー~デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付)ワールド・オン・ファイアー~デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付)
(2014/09/10)
スラッシュ、マイルス・ケネディ 他

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