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今日の読書 一千年の陰謀 平将門の呪縛/井沢元彦

平将門の子孫である大学生が、先祖のお告げを聞いたところから、平将門について関わる事になり、それがいつのまにか国家存亡の危機に巻き込まれるというお話になります。

いわゆる歴史ミステリー、歴史上の謎と現代の事件がリンクしていて、その両方を解決するという流れのものかと思ったらば、大事件に巻き込まれるという広義の意味ではミステリーに括ってもいいのでしょうが、謎解き要素は少なく、超能力がガンガン絡む伝奇物ですね。

巻き込まれたらばとことん大きな所まで巻き込まれるし、超能力のスケールもどんどん大きくなるしで、いろいろとリミッターを解除しているなぁと思ったり。

それでもって、書かれた時代、舞台設定が90年代中盤らしいなぁというのは、阪神淡路大震災であるとか、オウム真理教の事件の経験を踏まえて、当時の日本全体が平和ボケ批判に盛り上がっていた頃だからこその、平和ボケを狙った犯罪が出てきていて、平和ボケ批判をしたいというのが節々に見られる事、まぁここら辺は井沢元彦だから余計に狙って書いていると思いますが。

それと同時に、時代を感じるのは通信手段として携帯電話が普及しきっていない、インターネットも普及しきっていない、ここら辺ですね。

連絡手段がないという緊張感を作り出す手法がある程度自然に作れた最期の時代になるなぁと思ったり。

今では逆に連絡が取れて当たり前なのに携帯が繋がらないという事で、不穏な感じを作り出す手法もできるから、それほど問題が無いといえば問題は無いですかね。

期待しているような方向性の作品ではなかったですし、想像していた以上にいろいろとぶっ飛んでいましたが、そういうものなんだなと飲み込めば楽しめましたかね。

そういう世界設定なんだというのが許せるかどうかで評価が変わるというか、一般受けするのかどうかは、大いに疑問が残るものですかね。
一千年の陰謀―平将門の呪縛一千年の陰謀―平将門の呪縛
(1999/11)
井沢 元彦

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テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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