今日の読書 えどさがし/畠中恵
病弱な若旦那と愉快なあやかし達を描いた、ファンタジーな時代小説であるしゃばげシリーズの外伝作品集になります。
しゃばげシリーズは基本として若旦那を中心に話が展開していくものであり、若旦那の重要性の強弱こそあれ、絶対に若旦那がいない事には話にならないものですが、本作は外伝ですので、若旦那がいない作品というか、若旦那がいる時代なんだねという程度の出番で終わるものまでが集まっています。
あやかし達は人間の寿命とは別物の寿命を持っているので、本編シリーズとは別の時代に生きていても何も問題が無いという事で、若旦那を支える2人の兄やはシリーズとはズレた時間の時の話、佐助は若旦那が生まれる直前の頃、仁吉は江戸時代が終わり明治の世に入ってからを舞台にしていたりします。
シリーズも長く続いていますし、あやかし達は人間では無いので別の時代の話にしても成り立つとのですが、その前提を踏まえても外伝として話を作れるかどうかというのは、キャラクターに魅力が無いと難しいと思うのですが、キャラクターの方がむしろシリーズ本編に収まりがつかなくなっている状況だからこそ、外伝という形になったという感じですね。
そして、明治に入ってからのものもシリーズとして作れそうと思える感じになっていて、外伝で終わるのか、それともしゃばげシリーズの本編に何がしかの区切りが出来たらば、今回の外伝を踏み台にした、明治時代を舞台にしたシリーズが出来るのか気になって仕方が無い形になっています。
個人的には是非作って欲しいと思いますが、もしダメならばシリーズとまではいかなくても、明治に舞台を移した作品でまるまる1冊分読んでみたいと思います。
しゃばげシリーズは基本として若旦那を中心に話が展開していくものであり、若旦那の重要性の強弱こそあれ、絶対に若旦那がいない事には話にならないものですが、本作は外伝ですので、若旦那がいない作品というか、若旦那がいる時代なんだねという程度の出番で終わるものまでが集まっています。
あやかし達は人間の寿命とは別物の寿命を持っているので、本編シリーズとは別の時代に生きていても何も問題が無いという事で、若旦那を支える2人の兄やはシリーズとはズレた時間の時の話、佐助は若旦那が生まれる直前の頃、仁吉は江戸時代が終わり明治の世に入ってからを舞台にしていたりします。
シリーズも長く続いていますし、あやかし達は人間では無いので別の時代の話にしても成り立つとのですが、その前提を踏まえても外伝として話を作れるかどうかというのは、キャラクターに魅力が無いと難しいと思うのですが、キャラクターの方がむしろシリーズ本編に収まりがつかなくなっている状況だからこそ、外伝という形になったという感じですね。
そして、明治に入ってからのものもシリーズとして作れそうと思える感じになっていて、外伝で終わるのか、それともしゃばげシリーズの本編に何がしかの区切りが出来たらば、今回の外伝を踏み台にした、明治時代を舞台にしたシリーズが出来るのか気になって仕方が無い形になっています。
個人的には是非作って欲しいと思いますが、もしダメならばシリーズとまではいかなくても、明治に舞台を移した作品でまるまる1冊分読んでみたいと思います。
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