今日の読書 血の日本史/安部龍太郎
血の日本史というタイトル通り、日本史上で起きた権力闘争や暗殺など、血なまぐさい事件を大勢に大きな影響を与えた物から、他にも大きな事件や合戦や謀略に関するもので取りあげた方がよさそうなネタがあるけれども、これを入れるんだ!というようなものまで46本の短編小説として入れ込んだ歴史小説になります。
527年の筑紫国造磐井の反乱から1878年の大久保利通暗殺までの時代を扱い、蘇我氏の滅亡、大阪城の落城など権力構造の変化を直接的に意味するものの扱いが意外と少なく、源平の時代だったりすると、いわゆる平家の滅亡そのものを扱わずに、奥州征伐を扱ってみたり、ど真ん中メインというよりも、その近辺で起きた事件や人物をピックアップしている感じがありますね。
それこそ、歴史という中では、直接的に影響力があったとは思えない、八百屋お七の事件なんていうのも取り扱っていたりしますし。
46本という数の多さがありますが、全体で物凄く長いという事ではないですし、それぞれの短編も多くてエピソードを2つくらいにまとめてひとまとまり見たいな形ですので、大ネタでは無いものをこそまとめようという事なのかもしれないですね。
歴史上の事件ではありますが、事実関係の羅列ではなくあくまでも歴史小説なので、いわゆる教科書的な知識とは解釈が違うものもありますし、詳しく知らないようなネタでも、それぞれが長くないのでそれほど困るものでもないですし、そういう意味でも読みやすいですし、ちょこちょこ読むのに向いているなぁと思います。
527年の筑紫国造磐井の反乱から1878年の大久保利通暗殺までの時代を扱い、蘇我氏の滅亡、大阪城の落城など権力構造の変化を直接的に意味するものの扱いが意外と少なく、源平の時代だったりすると、いわゆる平家の滅亡そのものを扱わずに、奥州征伐を扱ってみたり、ど真ん中メインというよりも、その近辺で起きた事件や人物をピックアップしている感じがありますね。
それこそ、歴史という中では、直接的に影響力があったとは思えない、八百屋お七の事件なんていうのも取り扱っていたりしますし。
46本という数の多さがありますが、全体で物凄く長いという事ではないですし、それぞれの短編も多くてエピソードを2つくらいにまとめてひとまとまり見たいな形ですので、大ネタでは無いものをこそまとめようという事なのかもしれないですね。
歴史上の事件ではありますが、事実関係の羅列ではなくあくまでも歴史小説なので、いわゆる教科書的な知識とは解釈が違うものもありますし、詳しく知らないようなネタでも、それぞれが長くないのでそれほど困るものでもないですし、そういう意味でも読みやすいですし、ちょこちょこ読むのに向いているなぁと思います。
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