今日の読書 ここはボツコニアン2 魔王がいた街/宮部みゆき
宮部みゆきが趣味と実益を兼ねた遊びでやっているとしか思えない、RPGのボツネタを集めたできたという世界感の中で繰り広げられるお気楽でゆるいファンタジーシリーズの2作目になります。
シリーズ1作目は、ゲームの説明のような形で始まり、今作から本格的に旅に出てというものになりますが、いかんせんボツネタの吹き溜まりですから、いわゆるRPGのお約束な展開である街から街への移動中にモンスターと戦って経験値と金銭を稼ぐというものが登場しないせいで苦労するとか、行った先の街で不穏な失踪事件があり、大騒ぎになっていてもおかしくないのに、そうではないとか、鉄板のお約束を外されるとそれはそれで苦労するという展開ですね。
それでも、一応魔王がいた街というサブタイトルにふさわしく魔王がいたりはしますけれども。
とにかく、徹頭徹尾ふさげていますし、このシリーズで初めて宮部みゆきを読むなんて良読者がいたらば、いろいろと勘違いしそうですね。
そういや、作品数の違いはありますが、同じく大極宮事務所の京極夏彦が『どすこい(仮)』を出した時に、これを最初に読んだ人はこういう作者なんだとイメージしてから京極堂シリーズとかに手を出したらば、どうなるんだと言われていた事があったような。
おまけとして、宮部みゆきインタビューとあるので、作品の狙いとか真面目に書いてあるのかと思えば、そこまで全部ネタで済ましているあたり、本当にこのシリーズは遊びで欠いているなと思わずにはいられない。
まぁ気楽に読めるという意味では全く構わないんですけれどもね、活字で読むギャグ漫画だと思えばいいだけの話ですし。
シリーズ1作目は、ゲームの説明のような形で始まり、今作から本格的に旅に出てというものになりますが、いかんせんボツネタの吹き溜まりですから、いわゆるRPGのお約束な展開である街から街への移動中にモンスターと戦って経験値と金銭を稼ぐというものが登場しないせいで苦労するとか、行った先の街で不穏な失踪事件があり、大騒ぎになっていてもおかしくないのに、そうではないとか、鉄板のお約束を外されるとそれはそれで苦労するという展開ですね。
それでも、一応魔王がいた街というサブタイトルにふさわしく魔王がいたりはしますけれども。
とにかく、徹頭徹尾ふさげていますし、このシリーズで初めて宮部みゆきを読むなんて良読者がいたらば、いろいろと勘違いしそうですね。
そういや、作品数の違いはありますが、同じく大極宮事務所の京極夏彦が『どすこい(仮)』を出した時に、これを最初に読んだ人はこういう作者なんだとイメージしてから京極堂シリーズとかに手を出したらば、どうなるんだと言われていた事があったような。
おまけとして、宮部みゆきインタビューとあるので、作品の狙いとか真面目に書いてあるのかと思えば、そこまで全部ネタで済ましているあたり、本当にこのシリーズは遊びで欠いているなと思わずにはいられない。
まぁ気楽に読めるという意味では全く構わないんですけれどもね、活字で読むギャグ漫画だと思えばいいだけの話ですし。
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