今日の読書 動乱の東国史4 南北朝内乱と東国/櫻井彦
歴史に限らずですが、知識に乏しいので何とか多少は知識を得ておきたいなと思ったりするわけですが、その主な理由は歴史小説やら歴史ミステリー小説を読むのに少なくとも一般的に通りがいい歴史を知っておかないと、面白さが半減してしまうという、あくまでも趣味的な理由だったりするわけですが、どうせならば自分と関わり合いのある地域の歴史を知っておいた方がいいと思って手を出しているのが、この動乱の東国史シリーズになります。
基本的に日本の歴史は西国が中心となって発展してきたものになりますが、中心ではなくても東国は東国で歴史上意味のある動きがあるのは確かでして、その東国にスポットを当ててくれていると、地名を見てある程度分かりやすいのが助かる所ですね。
今回は南北朝時代なわけですが、この時代『太平記』という軍記物語がありかつては知名度や影響力が高かったはずなのに、現在はそれほどでもない扱いになっていると思います。
いくつか理由はあると思いますが、南北朝という天皇家がらみの争いがあるので扱いがいろいろと面倒であるという事。
対立構造が今一つ分かりにくい。
戦国時代のように各地方に存在感のある武将がいないので、御当地ネタ絡みで普及しにくい。
これらを全部含めて、ゲームのネタにしにくい。
ゲームという入口が無いために、他のエンターテインメントに波及効果が薄い。
こんな感じですかね、私が戦国武将を覚えてから付随するように歴史というか、合戦絡みの事を知っていたというのを基準にして考えてみたので、偏りはありますが、歴史を勉強として知ろうとすると深く知りたいという思いは薄くなるのに対して、エンターテインメントのネタとしてならば好奇心が強くなるという極々普通の劣等生な考え方なのですが。
という事で、今後歴史小説を読む上で時代の偏りを無くすために読んだのですが、まぁ何となくは時代の流れは分かったというレベルの理解度にしかなりませんでした。
いわゆる有名どころの名前は分かりますが、それぞれの在地武将なんかは名前が出ても今一つ覚えきれないというか、ほぼ初見の名前ですのでどういう立場の人なのか、覚えきれないというのが正直な所。
逆に、地名は近所を含めある程度分かりやすいですし、時代が下って戦国時代にも通用する家の人々ですので、名前を見てどこら辺の地域の人なのかは分かりやすくはあるのですが。
とりあえず、この時代の争乱であるとか、バサラと呼ばれた文化であるとか、ただひたすらカオスだったんだなぁと。
まぁ、単純な善悪対立構造ではなく、それぞれの思惑が絡んだものですから、分かりやすくならなくて当たり前ではあるんですよね。
それこそ兄弟で殺し合うなんていうのは、実際に本当に殺すかどうかを横におけば、今の日本の社会であるとか政治家なんかを見ていてもあるものですから。
改めて思う事は、いわゆる日本の歴史教育だとあまり突っ込んで触れないで終わるので知らない事だらけだと、かといってそれぞれの時代をガッツリと授業でやられるとテストで困りますが、大学で歴史を研究するレベルだったらば逆にもっと突っ込んだ形になるんでしょうが、私には縁がないですね。
一 内乱の展開と東国社会
1 建武政権の樹立
2 建武政権と東国
3 中先代の乱
コラム 諏訪大社
二 建武政権の崩壊と奥州・北陸
1 足利尊氏の離反
2 建武政権の崩壊
3 北畠顕家
4 新田義貞
コラム 霊山城
三 混沌とする東国社会
1 後醍醐天皇の死
2 常陸合戦
3 北畠親房の戦い
4 南北朝の敗北
コラム 小田城
コラム 李花集
四 足利氏の分裂
1 幕府政治の本格的な始動
2 観応の擾乱
3 擾乱の影響
コラム 樺崎寺
コラム 騎馬武者像
五 足利基氏の東国経営
1 続く争乱
2 関東執事畠山国清
3 基氏の東国経営
コラム 矢口渡
六 幕府・鎌倉府体制の整備
1 鎌倉府への抵抗
2 京都の動き
3 足利氏満の自立
コラム 頼印大僧正行状絵詞
七 南北朝の合一
1 変質する争乱
2 足利義満の政権強化
3 鎮魂と連帯
コラム 板碑
『太平記』と東国社会 エピローグ
基本的に日本の歴史は西国が中心となって発展してきたものになりますが、中心ではなくても東国は東国で歴史上意味のある動きがあるのは確かでして、その東国にスポットを当ててくれていると、地名を見てある程度分かりやすいのが助かる所ですね。
今回は南北朝時代なわけですが、この時代『太平記』という軍記物語がありかつては知名度や影響力が高かったはずなのに、現在はそれほどでもない扱いになっていると思います。
いくつか理由はあると思いますが、南北朝という天皇家がらみの争いがあるので扱いがいろいろと面倒であるという事。
対立構造が今一つ分かりにくい。
戦国時代のように各地方に存在感のある武将がいないので、御当地ネタ絡みで普及しにくい。
これらを全部含めて、ゲームのネタにしにくい。
ゲームという入口が無いために、他のエンターテインメントに波及効果が薄い。
こんな感じですかね、私が戦国武将を覚えてから付随するように歴史というか、合戦絡みの事を知っていたというのを基準にして考えてみたので、偏りはありますが、歴史を勉強として知ろうとすると深く知りたいという思いは薄くなるのに対して、エンターテインメントのネタとしてならば好奇心が強くなるという極々普通の劣等生な考え方なのですが。
という事で、今後歴史小説を読む上で時代の偏りを無くすために読んだのですが、まぁ何となくは時代の流れは分かったというレベルの理解度にしかなりませんでした。
いわゆる有名どころの名前は分かりますが、それぞれの在地武将なんかは名前が出ても今一つ覚えきれないというか、ほぼ初見の名前ですのでどういう立場の人なのか、覚えきれないというのが正直な所。
逆に、地名は近所を含めある程度分かりやすいですし、時代が下って戦国時代にも通用する家の人々ですので、名前を見てどこら辺の地域の人なのかは分かりやすくはあるのですが。
とりあえず、この時代の争乱であるとか、バサラと呼ばれた文化であるとか、ただひたすらカオスだったんだなぁと。
まぁ、単純な善悪対立構造ではなく、それぞれの思惑が絡んだものですから、分かりやすくならなくて当たり前ではあるんですよね。
それこそ兄弟で殺し合うなんていうのは、実際に本当に殺すかどうかを横におけば、今の日本の社会であるとか政治家なんかを見ていてもあるものですから。
改めて思う事は、いわゆる日本の歴史教育だとあまり突っ込んで触れないで終わるので知らない事だらけだと、かといってそれぞれの時代をガッツリと授業でやられるとテストで困りますが、大学で歴史を研究するレベルだったらば逆にもっと突っ込んだ形になるんでしょうが、私には縁がないですね。
一 内乱の展開と東国社会
1 建武政権の樹立
2 建武政権と東国
3 中先代の乱
コラム 諏訪大社
二 建武政権の崩壊と奥州・北陸
1 足利尊氏の離反
2 建武政権の崩壊
3 北畠顕家
4 新田義貞
コラム 霊山城
三 混沌とする東国社会
1 後醍醐天皇の死
2 常陸合戦
3 北畠親房の戦い
4 南北朝の敗北
コラム 小田城
コラム 李花集
四 足利氏の分裂
1 幕府政治の本格的な始動
2 観応の擾乱
3 擾乱の影響
コラム 樺崎寺
コラム 騎馬武者像
五 足利基氏の東国経営
1 続く争乱
2 関東執事畠山国清
3 基氏の東国経営
コラム 矢口渡
六 幕府・鎌倉府体制の整備
1 鎌倉府への抵抗
2 京都の動き
3 足利氏満の自立
コラム 頼印大僧正行状絵詞
七 南北朝の合一
1 変質する争乱
2 足利義満の政権強化
3 鎮魂と連帯
コラム 板碑
『太平記』と東国社会 エピローグ
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