今日の読書 交換殺人には向かない夜/東川篤哉
神奈川の西、千葉の東に位置する烏賊漁を地場産業とする烏賊川市を舞台にしたミステリーのシリーズ4作目になります。
タイトルにある通りに、今回は交換殺人がテーマという事になりますが、その交換殺人が起きる気配はなかなかなく、その代わりに本格ミステリーとしてはお約束という山奥の山荘で大雪にあい移動の自由が奪われるというものがテーマなのではないかという形になっています。
さらに、シリーズとしては一緒に行動するのがお約束であった探偵の鵜飼杜夫と探偵助手の戸村流平はそれぞれ別行動を行っていて、別の厄介事に巻き込まれながら、合流しそうで合流しない、それこそ合流した時に事件がはっきりしそうというような展開になっていてシリーズものとしては変化をつけてきています。
交換殺人と宣言されているので、そればかりが気になりましたし、話の流れそのものは決して入り組んでいるわけでもないのに、実はいろいろと細かなネタが仕込んであって、なかなか驚かされました。
他のシリーズものでは基本連作短編ですが、もっと長編を書いて欲しいと思えるものになっていますね。
タイトルにある通りに、今回は交換殺人がテーマという事になりますが、その交換殺人が起きる気配はなかなかなく、その代わりに本格ミステリーとしてはお約束という山奥の山荘で大雪にあい移動の自由が奪われるというものがテーマなのではないかという形になっています。
さらに、シリーズとしては一緒に行動するのがお約束であった探偵の鵜飼杜夫と探偵助手の戸村流平はそれぞれ別行動を行っていて、別の厄介事に巻き込まれながら、合流しそうで合流しない、それこそ合流した時に事件がはっきりしそうというような展開になっていてシリーズものとしては変化をつけてきています。
交換殺人と宣言されているので、そればかりが気になりましたし、話の流れそのものは決して入り組んでいるわけでもないのに、実はいろいろと細かなネタが仕込んであって、なかなか驚かされました。
他のシリーズものでは基本連作短編ですが、もっと長編を書いて欲しいと思えるものになっていますね。