今日の読書 1981年のスワンソング/五十嵐貴久
2014年に生きる、平凡を絵にかいたような29歳のサラリーマンの男が、1981年にタイムスリップしてしまったというお話です。
タイムスリップものですから、基本的にはSF小説扱いになるんでしょうが、何故唐突にタイムスリップしてしまったのか、タイムスリップする条件は何で、どうすれば元の時代に戻れるかというような事を追及する話では全くありません。
自分が生まれる少し前の時代に放り出されてしまい、現代との文化や状況との違い、身分証明書も手持ちの金もないような状況に悪戦苦闘する事そのものに力点が置かれている作品、SFではありますが、これもまた30年前という過去の物語ある意味では時代小説という趣のある作品でもありますね。
いきなり過去に飛ばされてわけのわからない状況に放り込まれながら、学生時代はバンド経験もあったという事で、成り行きでギターを人前で弾く事になり、この時代以降に生まれるヒット曲を歌っていた所、その曲がレコード会社の目に留まってという流れになります。
誰もがタイムスリップが出来るとしたらという与太話で、結果を知っているからそれを先回りすればいいのではないかと考えると言うのは良くある話、今回はその結果がわかっている物=これから生まれてくるはずの名曲を先に知っているという事がポイントになっていて、それによって起こるタイムパラドクスってどうなるんだろう?というのは、考えてはいますが深く考察はしていません、せいぜい各アーテイストにごめんという罪悪感くらいのものでSF的要素の考察ではないですし、じゃあ実際これによって時代がどう変わったのかというのは横に置いておくものになります。
基本的に気楽に読むためのエンターテインメント作品で、小ネタをふんだんに取り込んでいますし、小ネタをスルー出来るならば別にスルーしても構わないくらいのというか、小ネタを横においても楽しめるものになっていますね、多少ヒット曲に詳しい方が楽しめるとは思いますが、超ヒット曲を生んだ人の名前ばかりですから、よほど邦楽に興味がないと言う人じゃない限りは大丈夫でしょう、80年代ネタとかは私も全部理解できているわけではありませんが。
とりあえず、私は登場した架空のバンド名に牛乳を含んでいたらば噴き出したなというのはありましたが、実際問題気付く人の割合がどの程度なのかは知りません。
あと、ラストのオチはちょっともう少し人選をなんとかしないと途端にインチキくさくなるんじゃないかと思ったりはします。
タイムスリップものですから、基本的にはSF小説扱いになるんでしょうが、何故唐突にタイムスリップしてしまったのか、タイムスリップする条件は何で、どうすれば元の時代に戻れるかというような事を追及する話では全くありません。
自分が生まれる少し前の時代に放り出されてしまい、現代との文化や状況との違い、身分証明書も手持ちの金もないような状況に悪戦苦闘する事そのものに力点が置かれている作品、SFではありますが、これもまた30年前という過去の物語ある意味では時代小説という趣のある作品でもありますね。
いきなり過去に飛ばされてわけのわからない状況に放り込まれながら、学生時代はバンド経験もあったという事で、成り行きでギターを人前で弾く事になり、この時代以降に生まれるヒット曲を歌っていた所、その曲がレコード会社の目に留まってという流れになります。
誰もがタイムスリップが出来るとしたらという与太話で、結果を知っているからそれを先回りすればいいのではないかと考えると言うのは良くある話、今回はその結果がわかっている物=これから生まれてくるはずの名曲を先に知っているという事がポイントになっていて、それによって起こるタイムパラドクスってどうなるんだろう?というのは、考えてはいますが深く考察はしていません、せいぜい各アーテイストにごめんという罪悪感くらいのものでSF的要素の考察ではないですし、じゃあ実際これによって時代がどう変わったのかというのは横に置いておくものになります。
基本的に気楽に読むためのエンターテインメント作品で、小ネタをふんだんに取り込んでいますし、小ネタをスルー出来るならば別にスルーしても構わないくらいのというか、小ネタを横においても楽しめるものになっていますね、多少ヒット曲に詳しい方が楽しめるとは思いますが、超ヒット曲を生んだ人の名前ばかりですから、よほど邦楽に興味がないと言う人じゃない限りは大丈夫でしょう、80年代ネタとかは私も全部理解できているわけではありませんが。
とりあえず、私は登場した架空のバンド名に牛乳を含んでいたらば噴き出したなというのはありましたが、実際問題気付く人の割合がどの程度なのかは知りません。
あと、ラストのオチはちょっともう少し人選をなんとかしないと途端にインチキくさくなるんじゃないかと思ったりはします。