今日の読書 空色の小鳥/大崎梢
大企業の総帥の父親を持ちながら、その父親から逃げるように家を飛び出した長男。
その長男は家を飛び出した後、家庭を築いていながらもそれを親に伝える前に事故で亡くなってしまった。
残された妻子の元に、亡くなった長男の弟が現れ、余命いくばくもない妻の面倒を見て娘を引き取る事にする。
兄の残した際しの事を心配し、奇特な善人かのように近づいてきた弟でしたが、実は亡き兄の忘れ形見の娘を引き取る裏にはしっかりとした狙いがあったというお話。
野望を元に子育てをする事になったが、それを進めていく中で野望と同時に家族としての気持も出来てきてという、基本ラインは疑似家族ヒューマンストーリーという決して目新しいとは言えないものではあります。
ただ、その疑似家族ものを使った上でのものはありきたりかというとそうではなく、大崎梢の作品としては結構目新しいかなと思えるものになっています。
ヒューマンストーリーとしても楽しめますし、ミステリーとしてもガンガン転換していくものにもなっていますし、落とし所もある意味心地よい王道感もありバランスよく、良い意味で読む人を選ばずに楽しめる作品だと思います。
とりあえず、金持ちは金持ちで大変そうだよねという気持ちにはなりました。
その長男は家を飛び出した後、家庭を築いていながらもそれを親に伝える前に事故で亡くなってしまった。
残された妻子の元に、亡くなった長男の弟が現れ、余命いくばくもない妻の面倒を見て娘を引き取る事にする。
兄の残した際しの事を心配し、奇特な善人かのように近づいてきた弟でしたが、実は亡き兄の忘れ形見の娘を引き取る裏にはしっかりとした狙いがあったというお話。
野望を元に子育てをする事になったが、それを進めていく中で野望と同時に家族としての気持も出来てきてという、基本ラインは疑似家族ヒューマンストーリーという決して目新しいとは言えないものではあります。
ただ、その疑似家族ものを使った上でのものはありきたりかというとそうではなく、大崎梢の作品としては結構目新しいかなと思えるものになっています。
ヒューマンストーリーとしても楽しめますし、ミステリーとしてもガンガン転換していくものにもなっていますし、落とし所もある意味心地よい王道感もありバランスよく、良い意味で読む人を選ばずに楽しめる作品だと思います。
とりあえず、金持ちは金持ちで大変そうだよねという気持ちにはなりました。