今日の読書 激動東京五輪1964/大沢在昌 藤田宜永、堂場瞬一、井上夢人、今野敏、月村了衛、東山彰良
2020年に東京でオリンピックが開催されるということで、それに乗っかる企画として半世紀前に行われた東京オリンピックを題材にしたミステリーのアンソロジーをやってみようという企画ですね。
半世紀前の東京オリンピックは敗戦後の暗い日本からそれを払拭して先進国に返り咲きを狙って、急激に変化が起こった大会でしたが、どちらかというと華々しい所を扱うよりも、そのどさくさに紛れて起きた事件を扱うようなものが集まっていますね。
7作中、3作がやくざ絡みの話ですし、とかく今の日本とはいろいろと違うなぁという事がいろいろと出てきますね。
物価の違いであるとかは結構お目にかかるものですが、赤坂に日大三校が出てきた時は結構驚きました。
昔から山奥にある学校というわけではなかったのですね。
そういう小ネタもある意味では時代小説というか歴史小説扱いにしたくなるくらいですが、さすがに犯跡前の時代設定だとそういう括りにはならないですかね。
ちょっと殺伐とした話が目立つ中、井上夢人の作品が毛色も違いますし、井上夢人を分かっていればオチが思わず喜んでしまいました。
かなり先のことだと思っていたらば、実は結構現実感のある近さの時期まで来た2回目の東京オリンピックは、果たして開催前後に乗っかるような企画アンソロジーとか出るのか気になります。
ミステリーの題材になりそうな不祥事ネタなら現段階で頭を抱えたくなるくらい出ていますがね・・・
半世紀前の東京オリンピックは敗戦後の暗い日本からそれを払拭して先進国に返り咲きを狙って、急激に変化が起こった大会でしたが、どちらかというと華々しい所を扱うよりも、そのどさくさに紛れて起きた事件を扱うようなものが集まっていますね。
7作中、3作がやくざ絡みの話ですし、とかく今の日本とはいろいろと違うなぁという事がいろいろと出てきますね。
物価の違いであるとかは結構お目にかかるものですが、赤坂に日大三校が出てきた時は結構驚きました。
昔から山奥にある学校というわけではなかったのですね。
そういう小ネタもある意味では時代小説というか歴史小説扱いにしたくなるくらいですが、さすがに犯跡前の時代設定だとそういう括りにはならないですかね。
ちょっと殺伐とした話が目立つ中、井上夢人の作品が毛色も違いますし、井上夢人を分かっていればオチが思わず喜んでしまいました。
かなり先のことだと思っていたらば、実は結構現実感のある近さの時期まで来た2回目の東京オリンピックは、果たして開催前後に乗っかるような企画アンソロジーとか出るのか気になります。
ミステリーの題材になりそうな不祥事ネタなら現段階で頭を抱えたくなるくらい出ていますがね・・・