今日の読書 亡霊館の殺人/二階堂黎人
本格推理の古典で不可能犯罪や怪奇事件の色合いが濃い作家であるディクスン・カー。
そのカーのパスティーシュの短編2編とカーについて綴ったもの2編と、探偵二階堂蘭子のシリーズの2作目の長編として発表されている『吸血の家』の短編版を収録したディクスン・カー特集という感じの1冊になります。
いわゆる新本格ミステリというムーブメントの影響というか、初期の頃の新本格ミステリはミステリ小説でありながら、同時に古典の普及活動も兼ねたものであった影響でディクスン・カーも何作かは読んでいるのですが、いかんせん海外物でしかもミステリの古典となると、いろいろと読むのにエネルギーがいるので楽しいは楽しいけれども疲れるというのが困りもので、なかなか読み切ってやろうというところまでは行かないのですよね。
それでも、カーは評判になるだけあって、露骨なまでに不可能犯罪推し、怪奇趣味推しというところから、二階堂黎人は影響を受けまくっているというのが、カーより先に二階堂黎人を読むと分かりやすいなというのはありますね。
『吸血の家』の短編は長編の方を随分前に読んでいますが、すっかり忘れていてタイトルと事件がすぐに結びつかなかったのですが、読んでいるうちに雪の上に犯人の足跡が残っていないトリックだけは思い出しました、その他もろもろの背景は覚えていなかったですけれどもね。
そして、改めて思ったのは二階堂蘭子のシリーズは二階堂家のある国立を中心に多摩地区近辺の事件を解決するというのが私が望んでいるものなんだなって。
そのカーのパスティーシュの短編2編とカーについて綴ったもの2編と、探偵二階堂蘭子のシリーズの2作目の長編として発表されている『吸血の家』の短編版を収録したディクスン・カー特集という感じの1冊になります。
いわゆる新本格ミステリというムーブメントの影響というか、初期の頃の新本格ミステリはミステリ小説でありながら、同時に古典の普及活動も兼ねたものであった影響でディクスン・カーも何作かは読んでいるのですが、いかんせん海外物でしかもミステリの古典となると、いろいろと読むのにエネルギーがいるので楽しいは楽しいけれども疲れるというのが困りもので、なかなか読み切ってやろうというところまでは行かないのですよね。
それでも、カーは評判になるだけあって、露骨なまでに不可能犯罪推し、怪奇趣味推しというところから、二階堂黎人は影響を受けまくっているというのが、カーより先に二階堂黎人を読むと分かりやすいなというのはありますね。
『吸血の家』の短編は長編の方を随分前に読んでいますが、すっかり忘れていてタイトルと事件がすぐに結びつかなかったのですが、読んでいるうちに雪の上に犯人の足跡が残っていないトリックだけは思い出しました、その他もろもろの背景は覚えていなかったですけれどもね。
そして、改めて思ったのは二階堂蘭子のシリーズは二階堂家のある国立を中心に多摩地区近辺の事件を解決するというのが私が望んでいるものなんだなって。