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今日の読書 吹けよ風呼べよ嵐/伊東潤

滅びの美を得意とする伊東潤による、須田満親を主人公として描く武田信玄と上杉謙信の領地の狭間である北信濃という地に生まれ翻弄される者視点の川中島合戦という形の歴史小説になります。

川中島合戦は有名な合戦ですので、歴史小説でもたびたび描かれていますが、武田家をメインにするにせよ、上杉家をメインにするにせよ北信濃に関しては前座扱い、北信濃の有力大名であった村上義清が武田家に負けて上杉謙信を頼った事によって武田家と上杉家が激突するというくらいの扱いがほとんどですかね。

武田家を主人公とする場合は村上義清との戦いも十分見せ場ではありますが。

須田満親は、己の欲のために領土を拡張しようとする武田信玄を完全に敵対視し、義のために生きるという決意の元、謙信と共に戦うという大まかな流れになります。

伊東潤の作品では関東を舞台にすることが多く、北条家にせよ、上杉家でも謙信は我欲のために動かないという高評価のもとで描かれてきていましたが、信玄に関しては欲望まみれという扱いなんだと、少し寂しくは思いました、単純に私が信玄を好きだからというだけですけれどもね。

それは置いておいて、義のために生きるという理想論のために生きるというものを描かせると上手い作家さんだよなと何度も繰り返しになりますが思いました。

ただ、タイトルだけ見ると、歴史小説というよりも、プロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーの入場曲として有名なピンク・フロイドの曲が頭の中で巡ってしまうんじゃないかと思ったりします。

原曲はOne Of These Daysって全く邦題がかすっていないんですけれどもね、昔の洋楽ロックはめちゃくちゃな邦題がやりたい放題でしたから(苦笑)



テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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