今日の読書 ポーラースター ゲバラ覚醒/海堂尊
桜宮市を中心とした一連のAi普及を大いに狙った医療関係小説郡を書いてきた海堂尊が、一連の枠から飛び出た作品を新たに手をつけ始めたというのが本作、タイトルにゲバラ覚醒とあるように、チェ・ゲバラを主人公にした歴史小説と言っていいのでしょうね。
アルゼンチンの医学生であるゲバラが南米大陸を旅する物語。
1951年末にアルゼンチンを出て、チリ、エクアドル、コロンビア、ペルー、ボリビアと1年間廻り、独裁者、アメリカの収奪甚だしい資本家達にいいように牛耳られている南米の苦しすぎる実情を経験して行き、革命家として覚醒していくまでの準備期間という物語ですね。
日本の官僚や法曹界といろいろとやり合ったりなんだりの経験もあり、医療第一主義を目指すキャラクターを自作でガンガン目立たせたりしている海堂尊ですから、医学生から革命家になったゲバラという存在は興味を惹かれる対象なんだろうなぁと思わずにはいられないですね。
ちょいちょいアルゼンチンや南米の問題点を出しながら、何処の国であっても普遍性が感じられるように書かれていますし。
で、歴史小説は小説だからこその自由度というのがありますが、当時のアルゼンチンの大統領となるペロンやその妻であるエバとの関係性が近すぎるのはそういう設定にしたという事のようですね、詳しくないのでどこからどこまでが歴史的事実でどこからどこまでが小説として面白くするための創作なのかが分からないんですよね。
ただ、南米っていうのも、いろいろと人工的な国家でもあるので問題が多いよなぁって思わずにはいられない感じというか、改めて日本のような国家が特異な国家でしかないと思わずにはいられないですね。
今回でゲバラ覚醒ですから、今後今回の旅を経験したことによって若者であるゲバラが覚醒した先にどう動くのかという事に繋がるんでしょうね。
アルゼンチンの医学生であるゲバラが南米大陸を旅する物語。
1951年末にアルゼンチンを出て、チリ、エクアドル、コロンビア、ペルー、ボリビアと1年間廻り、独裁者、アメリカの収奪甚だしい資本家達にいいように牛耳られている南米の苦しすぎる実情を経験して行き、革命家として覚醒していくまでの準備期間という物語ですね。
日本の官僚や法曹界といろいろとやり合ったりなんだりの経験もあり、医療第一主義を目指すキャラクターを自作でガンガン目立たせたりしている海堂尊ですから、医学生から革命家になったゲバラという存在は興味を惹かれる対象なんだろうなぁと思わずにはいられないですね。
ちょいちょいアルゼンチンや南米の問題点を出しながら、何処の国であっても普遍性が感じられるように書かれていますし。
で、歴史小説は小説だからこその自由度というのがありますが、当時のアルゼンチンの大統領となるペロンやその妻であるエバとの関係性が近すぎるのはそういう設定にしたという事のようですね、詳しくないのでどこからどこまでが歴史的事実でどこからどこまでが小説として面白くするための創作なのかが分からないんですよね。
ただ、南米っていうのも、いろいろと人工的な国家でもあるので問題が多いよなぁって思わずにはいられない感じというか、改めて日本のような国家が特異な国家でしかないと思わずにはいられないですね。
今回でゲバラ覚醒ですから、今後今回の旅を経験したことによって若者であるゲバラが覚醒した先にどう動くのかという事に繋がるんでしょうね。