今日の読書 おおあたり/畠中恵
病弱な若旦那と愉快な妖怪達が活躍する時代小説のしゃばげシリーズの現段階の最新作になります。
今回は、おおあたりと言う事で、良くも悪くも何かに当たってしまったお話の短編集。
このシリーズですから、悪い方の当たりに、若旦那の親友で壊滅的にあんこ作りがへたくそな菓子職人の栄吉の作った饅頭がネタとして大活躍。
日によって出来がちょっとした兵器になってしまうレベルなので、完全に罰ゲーム扱いですね。
そういった、悪い方だけではなく、菓子職人としては良い方の当たりも出しているあたりで、しっかりフォローされているのは作者の優しさかもしれないですが、余計にあんこ作りは諦めろと思わずにはいられなかったりしますが、それはそれでネタを1つつぶす事になりますからね。
今回は、作品全体として終盤に向けて動きがあるという事は無く、むしろ結構早い段階でシリーズとして結末があるように匂わせてきたのを無かった事にしたいんじゃないかと思うくらいですね。
シリーズとして人気も高いので終わらせないようにしているのかもしれないですが、逆にシリーズの始まりの頃でもいうか、若旦那と佐助と仁吉が初めてであった頃の話が入っていたりして、ちょっとした変化も入れてきています。
一時は不穏な展開がする話が続いて、個人的にシリーズとして求めているのは違うんだよなぁと思った事もありましたが、今作は日常感あふれるほのぼのストーリーで気楽に楽しめて良かったですね。
今回は、おおあたりと言う事で、良くも悪くも何かに当たってしまったお話の短編集。
このシリーズですから、悪い方の当たりに、若旦那の親友で壊滅的にあんこ作りがへたくそな菓子職人の栄吉の作った饅頭がネタとして大活躍。
日によって出来がちょっとした兵器になってしまうレベルなので、完全に罰ゲーム扱いですね。
そういった、悪い方だけではなく、菓子職人としては良い方の当たりも出しているあたりで、しっかりフォローされているのは作者の優しさかもしれないですが、余計にあんこ作りは諦めろと思わずにはいられなかったりしますが、それはそれでネタを1つつぶす事になりますからね。
今回は、作品全体として終盤に向けて動きがあるという事は無く、むしろ結構早い段階でシリーズとして結末があるように匂わせてきたのを無かった事にしたいんじゃないかと思うくらいですね。
シリーズとして人気も高いので終わらせないようにしているのかもしれないですが、逆にシリーズの始まりの頃でもいうか、若旦那と佐助と仁吉が初めてであった頃の話が入っていたりして、ちょっとした変化も入れてきています。
一時は不穏な展開がする話が続いて、個人的にシリーズとして求めているのは違うんだよなぁと思った事もありましたが、今作は日常感あふれるほのぼのストーリーで気楽に楽しめて良かったですね。