昨日の牙狼＜GARO＞ HDリマスター 第16話

｢赤酒｣

今回は鋼牙が２０年に１度の陰我消滅の日に阿門法師と会い、鋼牙の父大河から引き継いだチェスに似たバルチャスの勝負をするというお話ですね。

阿門法師の初登場というだけではなく、魔戒騎士だけではなく、基本的には魔道具を作る魔界法師という存在がいるという事を出してきたというのと、鋼牙の昔なじみである邪美が魔界法師になった事を聞かされるというので、今後邪美が話に関わってくるよという予告をしたという事ですね。

そして、鋼牙は阿門法師にホラーの返り血を浴びたカオルを助けようとしている事が戦いの糧となっていて、カオルを守るという決意をしているという本音をさらけ出し、阿門法師がバランカスの実を見つけてくれるということで、カオルを救う手立てが見えてきたと、終盤へ向けて具体的に希望が出てきたという事。

そして、バラゴが生きていて、バラゴが父親を殺したかもしれないという情報を得た鋼牙は阿門法師にバルチャスの勝負に負けてしまいますが、勝負は２０年後までおあずけと２０年前大河に言われたことをそのまま返すという粋な展開ということになり、派手な動きはないものの終盤に向けての説明回でした。


今回のオーディオコメンタリーは、鋼牙役の小西遼生、カオル役の肘井井美佳、雨宮慶太監督の３人。

実は今回のものは足りないということで急遽作った回で、追い詰められた状況で作ると良い感じになったり、やれば出来るというのを感じたと。

急遽作ったものだから予定になく、実は阿門法師もいなかったかもしれないという、急遽作って良かったねという結果になっていると。

バルチャスは元からバトルチェスというものを考えてあったからそれを使った。

バルチャスのシーンは半分にらめっこしているようなもので鋼牙は笑うのをこらえるのが大変だった。

現場がきつかったがこの回でいろいろな表情が出せ、敬語で話す鋼牙というか、意外と会話そのものが今まで少なかったから良い経験になった。

何気に今回、シリーズ通しての繋がりに関わってくるものが多く重要だし、先が分からないまま演じていたけれども、今後の展開用にきちんとディレクションされていた。

終わる時には一本の映画を見たような感じと、今夏の話が濃密だったと。

---