今日の読書 アンと青春/坂木司
美味しいものが大好きで高カロリーな生活をしていて、小さい頃のあだなは外見からコロちゃんと呼ばれ、今は名前のあんこからこをとってあんと呼ばれるデパ地下の和菓子屋でアルバイト店員をしている梅本杏子を主人公とする、日常の謎系のミステリー小説の連作短編『和菓子のアン』の続編になります。
和菓子屋のアルバイトと言うことで、その接客中に起きたちょっとした事件、お客に言われた事、和菓子屋だからこその符牒や、お客のとった不可解で引っかかる行動の理由を解いていくというお話になりますが、続編としての変化は主人公の成長、知らない事が多く、自分で解決出来ないところを回りが探偵役としてある程度解決されていたことが、自力で調べて解決できるようになってきているという事ですね。
回りに頼る事が減ってきて、代わりに頼られることも増えてきている。
日常の謎を解くという事だけでは無く、人間関係の微妙な変化、主人公のフリーターという立ち位置の悩みなどなどはかなり掘り下げていますが、それ以上に人間関係の変化と変化していることに気付かないし無自覚というあたりは、かなり狙ってやっていますね。
このシリーズはある意味気楽に読めるミステリー小説なのですが、とにかく和菓子描写だけではなく、食事描写に力点を置いていて、読んでいて腹が減って困りますし、主人公がある意味開き直ってカロリー摂取をしまくっているのが、羨ましくてしかたがないのですが、その分の代償を受け入れたくは無いので我慢するしか無いんですよね、開き直っているからこそ重宝されている主人公ですし、いろいろと報われているから作品内では問題なくて羨ましいですし・・・
和菓子屋のアルバイトと言うことで、その接客中に起きたちょっとした事件、お客に言われた事、和菓子屋だからこその符牒や、お客のとった不可解で引っかかる行動の理由を解いていくというお話になりますが、続編としての変化は主人公の成長、知らない事が多く、自分で解決出来ないところを回りが探偵役としてある程度解決されていたことが、自力で調べて解決できるようになってきているという事ですね。
回りに頼る事が減ってきて、代わりに頼られることも増えてきている。
日常の謎を解くという事だけでは無く、人間関係の微妙な変化、主人公のフリーターという立ち位置の悩みなどなどはかなり掘り下げていますが、それ以上に人間関係の変化と変化していることに気付かないし無自覚というあたりは、かなり狙ってやっていますね。
このシリーズはある意味気楽に読めるミステリー小説なのですが、とにかく和菓子描写だけではなく、食事描写に力点を置いていて、読んでいて腹が減って困りますし、主人公がある意味開き直ってカロリー摂取をしまくっているのが、羨ましくてしかたがないのですが、その分の代償を受け入れたくは無いので我慢するしか無いんですよね、開き直っているからこそ重宝されている主人公ですし、いろいろと報われているから作品内では問題なくて羨ましいですし・・・